●東北
・風の中に消えた兄 ………………………青森県 碇ヶ関村 古懸 不浪寄八幡宮
月刊「ドラマ」1984年12月号に、「四季〜」のキャストとして、「青森県西津軽郡古懸(こがけ)の人々」
という記載があります。現在、古懸というのは青森県南津軽郡碇ヶ関村の北部の地名です。
西津軽郡は日本海側。恐らく誤植でしょう。
また、映画テレビ技術1980年3月号に、録音を担当された長谷川忠昭氏の文章が掲載されていますが、
この中で幼少時代の舞台撮影地は「下懸村」という記載があります。
正確にはよく判らないのですが、少なくとも現在、青森県には「下懸」という地名は無い様です。
これも「古懸」の間違いと考えられます。
何はともあれ、青森県碇ヶ関村古懸を訪ねてみました。
JR奥羽本線の碇ヶ関駅です。いやもう遠かったの何の…。
自動車で行ったので、駅は見に行っただけ。
当日は御関所まつりとかで、碇ヶ関は賑わっていましたが、古懸周辺は静かなものです。
駅で地図を見ると、古懸不動尊(正確には古懸山不動院国上寺)というところがありました。
私の妖怪アンテナが反応するので行ってみると、寺の隣に不浪寄(なみよせず)八幡宮という
小さな社がありまして…
神社に一歩踏み入ると、見覚えのある景色。
社が木に隠れて判りにくいですが、間違いないと思います。
左のキャプチャ画像で、A子さん親子の奥にある木は伐採された様子。たぶん右写真下の切り株でしょう。
左は、上キャプチャ画面の部分拡大です。八幡宮拝殿。
判りにくいですが、龍の巻き付いた石柱も、ちゃんと本編に写り込んでいます。
拝殿側から。机があったのはこの辺でしょうか?
このシーン、私はてっきり寺だと思いこんでいたのです。シナリオにも、確かに神社と書いてある。
何をやっているのかよく判らない不思議なシーン。
いかんせん数時間うろついただけなので、古懸で具体的にロケ地が判ったのはこの1ヶ所だけ。
取材としてはちょっと無理がありましたね。
撮影 2003.8.15
2003.10.22記
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