オーディオ・ドラマ 『DQ』 (2010/05/29)
個々の作品についてあおせの思いますことなど
『DQ』
以前、機会があり『DQ』を書いた高岸さんと少しだけ話をしたことがあります。
その時に、高岸さんも中尾幸世のファンであり、『DQ』は彼女を意識して書いたのだと話してくれました。
それを聞いてなるほどなと納得しました、『DQ』の少女はまさに中尾幸世さんのはまり役だなと最初に聞いたときから思っていたのです。
『DQ』、ダイヤルQ2が始まりだした頃、電話代で破産するという、それまでは考えられなかったような事件が頻発しました。
あらすじ
失踪した兄を捜す犬川弟、その兄の足跡をたどっていく中でダイヤルQ2、「月夜のコミュニケーション・ライン」・竜と狩人の話をする少女、六月さんと母親に甘える赤子のように集う男達に出会う。
一体、兄は何処へ消えてしまったのか、犬川弟は男達と接触し、兄と同じ感情を、犬川兄と同じ感情を持つことで兄を追跡することが出来ると男の一人、キドに教えられる。
・・・彼は電話回線に住み着いている・・・
中尾幸世さんの演ずる六月さん、不思議な少女でした。六月さんという少女。この少女は本当に実在しているのが、声だけの存在ではないのか、そんなふうに思わせる中尾幸世さんの声でした。
流れるフォルクローレの音楽と言葉が不思議なほど響き合うドラマでした。
キャスト
倉崎青児 犬川・弟
中尾幸世 六月さん
熊崎隼人 犬川・兄
火田詮子 城戸助手
他
スタッフ
作 高岸優子
演出 角岡正美
技術 上野節夫
音響効果 滝川雅己
他