朗読 プラネタリウム・ドラマ
題名 宮澤賢治 生誕100年企画
イーハートーヴの星空
日時
会場
1996
アストロドーム


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プラネタリウムドラマ

1996年、今だから、賢治の「心」に触れる旅へ・・・
イーハトーヴの星空

声の出演:利重剛、中尾幸世、榊原忠美、佃典彦、平野さわこ、千葉可奈子、立松幹野、木村亮太、吉岡薫、立松幹久
挿入歌:「雨にも負けず」叫ぶ詩人の会

宮澤賢治は優しい人でした。ほんとうにみんなが幸福になれたらいいなあ、と、そんなことばかりいつも考えていました。ですから、無理して体をこわしたこともありますし、自分のことは、まあ、とりあえず後にしてしまいます。もちろん、自分だけの大切な夢もいっぱい持っていましたし、みんなで音楽を楽しんだり、生徒と夜道を歌いながら遠くの温泉まで歩いたり、家族と談笑するのが大好きでしたから、べつに、暇だったわけではないのです。そういったことでは普通の青年となにもかわりません。ただどうしても「世界全体が幸福になるためにはどうしたらいいのだろう」と考えずにはいられないのです。その思いは草木や動物、すべての生命にそそがれ、やがて石ころや電信柱とまで語り合えるドリームランドが芽生えました。
そこ、イーハトーヴ。星や銀河、宇宙が好きでたまらなかった賢治と、「ふたごの星」「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」「よだかの星」「銀河鉄道の夜」などの童話をとおして、番組は賢治の「心」に触れる小さな旅へとてかけます。その旅路は全天周映画としては日本で初めて撮影されたイーハートーヴの風景[岩手山・小岩井農場・羅須地人協会(賢治の家)など]や、賢治作曲の音楽で星々が案内する「雨ニモ負ケズ」など様々。ドーム空間いっぱいに広がる賢治の世界、その宇宙へ、さぁ、一歩、足を踏み入れてみましょう・・・

(ちらしより抜粋)