中尾幸世略歴

東京生まれ。多摩美術大学芸術学部卒業 
1980年テレビ作品『四季ユートピアノ』(演出佐々木昭一郎)に出演。
その後「川シリーズ」(NHK)等に出演後、
現在は声にまつわる活動を中心に、ラジオ、朗読公演などで活躍。
   朗読会『あやなすひびき』のちらしより抜粋



サイト名『微音空間』由来

さて中尾幸世のアン・オフィシャルサイトを立ち上げようと考えたとき、
どういうサイト名が適切だろうと悩みました。
最初、試作の段階では「静寂空間」という名前で立ち上げていました。
ですから「空間」というのだけは初めから決めていたのですが、
これは空間を媒体として見、なんらかの感動を伝える媒体、
空気が音を伝える媒体であるように、
感動を伝える媒体として「空間」という表現にこだわったのでした。
「微音」とは中尾幸世の声をイメージしています。中尾幸世の声は決して大きくありません。
また、特に演技をしようとしていないようにも思います。
囁くように呟くようにさりげない声です。
それでいて、聴き手はその言葉のひびきに酔いしれて行きます。
このサイトが中尾幸世の言葉のひびきを少しでも伝えることが出来ればという願いを込めて『微音空間』と名付けました。




このサイトにはあまり私自身の文章を載せていません。
これは特に大きな理由かあるわけでなく、いえ、理由として文章が下手だという揺るぎない事実はあるのですが、私あおせの発するメッセージめいたものがサイトをご覧いただく方に中尾幸世に対して偏見を与えてしまわないかと不安を感じたためです、もっとも、サイトを作るという作業をし、それをインターネット上に載せているわけですから矛盾しているのですけど・・・。
とりあえずはこの「幸世的空間考」に私の文章をまとめて載せるつもりでいます。

さて長い前置きになってしまいましたが、私の中尾幸世との出会いは『川の流れはバイオリンの音』からになります。もちろん、出会いといっても私からの片方向な出会いです。
新聞のテレビ欄にあったNHK特集『川の流れはバイオリンの音』、
なんか魅力的な題だなと晩ご飯を食べながらドラマを見たのが始まりでした。具体的な感想は別に書くと致しまして、中尾幸世(A子)に対して最初に感じたのは妖精のような不思議さと強さでした。
これは多分に中尾幸世の声とその眼差しによるものかもしれません。そして人は自分にないものに憧れると申しますが、私は中尾幸世に自然体を見ました。
あまりにも当たり前の自然体でした。あくまでも普通の人です。しかし、この普通ということが不思議であり、憧れであり、魅力であったのです。
このドラマの世界は、あまりにも普通だけど、私たちの送っている日常ではない、私たちの通常ではない世界が広がっており、中尾幸世がその中で自然体で生きている。
視点を変えると、私たちが日常様々の雑事の中で如何に普通でない、ゆがんだ生活を送っているか。それが見えてきたのです。私たちが時代とともに選択し得なかった世界に中尾幸世が自然体にて矛盾なく存在している。私にとって中尾幸世は選択し得なかった世界の象徴でもあるわけです。

実物の中尾幸世に遭遇したのは、テレビというブラウン管を通さずに直接見たのは、ピッコロヒューメ主催の佐々木昭一郎作品集上映会でした。
上映の後、中尾幸世を囲んでの座談会がありました。私は最前列に座りどきどきしながら中尾幸世を見ていました。座談会の中で中尾幸世の視線がレーザ光線のように思えたことを、いまでもはっきりと覚えています。
質問者が話している間、中尾幸世はほとんど瞬きをせずに質問者を見つめています。その視線は鋭く静かでした。
レーザ光線は光が分散しない、ですから遠くまで届きます。同じように中尾幸世の視線は私たち質問者の心の奥底まで届く、そんなふうに思えて仕方がありませんでした。

初めて中尾幸世のオーディオ・ドラマを聴いたのは『ひろば・まぼろし』でした。その後、『DQ』『天の記憶』など中尾幸世の出演するオーディオ・ドラマを聴きました。私はオーディオ・ドラマが中尾幸世に与えた影響はかなり大きいと捉えています。特に演出家角岡正美氏のドラマは役者に演技としての、普通の話し方を要求しているように思えます。オーディオ・ドラマにつきましては私、かなりこだわりを持っていますので、また、別の文章にてくどくど書いていきたいと思います。
朗読、そして朗読会という形でのコラボレーションにて、中尾幸世は言葉の持つ響きを探求しています。「目は口ほどに・・・」と申しますが、中尾幸世の眼差しと言葉の響き、これらを思うと、現在の彼女の朗読活動も『夢の島少女』より連綿と続く川の流れの中にあるのかも知れません。



中尾幸世について興味深い文章や画像を載せたサイトはいくつもあります。そのうちの幾つかについて、あげてみますと、まずKijimaさんの電子ガリ版回覧誌 ヘボン式、このサイトの中に中尾幸世のテレビ/ラジオ出演作品リストがあります。リスト内に『微音空間』の紹介もしていただいていますが、そう、いつか、機会があればお会いして、酒でも飲みながら中尾幸世さんの話題で盛り上がりたいものです。

Hiroyoshi IkedaさんのWELCOME TO IKEDA HOMEにあります「幻のミニコミ誌『日曜日にはTVを消せ』目録(1974-1977年)」には驚かされました。『夢の島少女』についての文章は何度も再読させていただきました、かなり迫力があります。

森耕さんの「−100℃echo」のシンガーソングライター谷山浩子について書いた「谷山日記」に中尾幸世さんについての記述があります。。「浩子さんと青円あたりで共演して欲しい」・・・、実現して欲しいアイデアですね。いえ、私も非公認のだけど浩子さんのファンクラブに入っているものですから。

「NHKアーカイブス」、これはチェック要です。こまめにチェックしていれば再び見ることが出来るかも・・・

『ヨコハマ買い出し紀行』 芦奈野ひとし著 講談社刊の主人公アルファさんと中尾幸世演じる栄子、なんだか共通するものがあるような、そんな気がします。興味ある方はこちら「カフェ・アルファ」チェーン店のページへ。

放送ライブラリー、放送番組のアーカイブ施設ですが、検索してみると、『四季ユートピアノ』と『アンダルシアの虹』がありました。オーディオ・ドラマはありません。というか、オーディオ・ドラマ自体があまり収録されていないようです。どういう基準があるのかは知りませんが。(『七色村』、『クーリバの木の下で』、『さすらい』、『東京・オン・ザ・シティ』もあります)

「森田童子研究所」と相互リンクをさせていただきました。オーディオ・ドラマ「ひろば・まぼろし」では、ドラマの最後に流れた「ラスト・ワルツ」が印象的でした。

鮎川 想さんの記憶と記録の地下迷宮、すくぅらっぷ館、佐々木昭一郎氏の年譜や「四季・ユートピアノ」との興味深い出会いが書かれています。

まてぃあさんのNutrients of my Life、こちらの書評に「八月の叫び」佐々木昭一郎著があります。パステルカラーの綺麗なサイトです。
(追記 「音と光の記憶 佐々木昭一郎のドラマによせて」が追加されました)


ももっこうの大きな屋根の家、今週の宣伝ページということで、微音空間をリンクしてくださっています(2001年4月現在)。私的には筋金入りの?谷山浩子ファンとして、コンテンツ「コッキーポップの歌」にも注目していきたいですね。

「ももっこうの大きな屋根の家」の姉妹ページです。「ひなもまっちのオモチャ箱」。あぁ、元気にはじけています。


こちら、弥絵ちゃんちの掲示板にも少し、「四季・ユートピアノ」について書かれています。なんだか、元気なサイトです。

「佐々木昭一郎作品は、新しい視聴者を待っている…。」、これが正式なサイト名なのかどうかわかりません。私は、うん、こういうのも面白いなと思っています。こちらの「発信者贅言」に思わず頷いてしまいました。

中尾幸世さんが参加された舞踏、それともパフォーマンスと表現すればいいのでしょうか、タイム・トラベル・ラビリンスに「ベンヤミンの天使」の観劇感想が載っています。

よっちんの部屋 キクチサヨコをイメージした漫画が掲載されています。「夢の島少女」のふいん気が漂っていて、私的に気に入っています。(掲載確認 2001年6月4日)

ことば・言葉・コトバ 渡辺知明さんのつくる朗読のサイトです。中尾幸世さんとは直接関係はありませんが、朗読繋がりということで、いつか、中尾幸世さんの話題が出てくるかも知れません。
 
ひるますホームホームページ 
ひるますさんの臨場哲学通信に「夢の島少女」をご覧になったときの文があります。

まてぃあさんより紹介していただきました洋琴通信
調律師さんのピアノとリコーダーのサイトです。「四季・ユートピアノ」との出会いについても書かれています。

高橋明ヴァイオリン工房、高橋さん、クレモナでバイオリン作りの修行をされている方です。
クレモナの息吹がゆっくりと伝わってきます。

サハラさんのpage*SAHARA。薄色の静かなサイトです。中尾幸世さんの出演されたオーディオ・ドラマ『DQ』についての文章と絵があります。
(2001年6月29日確認です)

微音空間02(暫定)、いえこれはいただいた資料を置くサイトを別に用意しなければならない事情となり、急遽立ち上げたサイトでございます。
まだ、制作中ですので、下の方にちょいと付け加えさせていただきました。


2001年8月25日の中尾幸世さんの朗読会「言葉のひびき」にて安房直子の童話が朗読されました。安房直子資料館

東京キッドブラザースファンサイト、∞ENDLESS∞KID BROS
中尾幸世さんの名前も出ています。

中尾会計事務所、My Favoriteを拝見すれば、京都での上映会にいらっしゃったとの由。あおせにとってもあの上映会は青春の大切な思い出です。

ちなさんの猫屋敷です、ねこたちのかわいいサイトです。微音空間のことも紹介してくださっています。

漫画家 たなかよしみさんのサイト、たなかよしみアーカイブスたなかよしみのおもちゃ箱。これは趣味の世界です。私はこういうの好きですよ。「たなかよしみのおもちゃ箱」のトップページには、以前、「四季・ユートピアノ」について書かれていました。

ETERNAL ANGEL、NANAさんの素敵な1冊のノート、静かで美しい詩集のようなサイトです。

しっ、しまった・・・、既にリンクしていたつもりでいたPiano Tuner Hiroto's Home。まだ、微音空間をNiftyのエリアで作っていた頃から連絡をくださっていたのに。調律師吉森さんのサイトです。

スピードネット SpeedNetは、無線を利用した高速インターネット接続プロバイダです。 定額制なので、どれだけ接続しても電話代はかかりません! 有線アクセスサービスは、なんと上り/下り最大100Mbps! (中尾幸世さんとは直接関連はありませんが相互リンクのお話をいただいたものですから、少しでも輪が広がっていけば嬉しいので)

funnimal house、TAMA映画フォーラム実行委員クロカワさまとその友人(デザイナー)が運営されているサイトです。本家本元の「RESPECT佐々木昭一郎」のチラシデザインあり

とどのつまり 、掲示板にも書き込んでくださっているはやまさまのEssayを読んでいると、なんだか和みます。Daiaryに「RESPECT佐々木昭一郎」あり

大仙さま、ご推薦サイト 岡村日記 淡々とした筆致の中に意思のこもった視線が見えてくるような・・・、「RESPEC佐々木昭一郎」の記述あり

よろず感想処・ぴつじ亭、ひつじさまのサイトです。あるぷさまからのつながりとのこと。あるぷさまありがとうございます。
栄子と音のかかわりなど、興味深い考察です。

チェリィボムのペイジ、イラストレーター小野コマチさまのコラムと四コママンガのサイトです。コンテンツの「ラブミサイル」には私、愛蔵の詩集『空の襞』を書かれた風間かすみさまの詩があります。

BANANA、オーディオドラマファンで知らぬ人はまずいない、というBANANAさまのサイトです。『天の記憶』の音楽も担当されていたはず。

Welcome to Grace Keiko's room、古代ローマの宗教を研究されています。私はクリスチャンでもなければ、信仰心もかなりと乏しいのですが、なんだか惹かれるサイトです。

CEM音楽道場、田村緑さんと安紀・ソリエールさんの演奏を試聴することができます。

フリィ・スペェス w/RAB゛E ウェブ版、RAB゛Eさんのサイトです。あぁ、RAB゛Eさん、どうしているのだろう・・・

むすびひめ、コラポレーションでご一緒された田島和枝さんの参加されているユニット、むすびひめのサイトです。CD『天球アンビエント・ライブ』はおすすめ。

田中潤一WEB site、中尾幸世さんとコラポレーションをされた田中潤一さまのサイトです。コンサート情報ありです。

イーハトーヴ・リコーダー合奏団のサイトです。また、宮澤賢治を朗読して欲しいと願いつつ。

北海道大学 坪井泰之氏のサイト、告知板に『川の流れはバイオリンの音』ありです。

大人から始めるバイオリン入門、なるほど、インターネット発表会、興味深い試みです。

ジャパンイタリア・トラベルオンライン、石井高さんのエッセイが載っています。これは一読しておかなきゃ。(バックナンバー 「クレモナの工房から」全6回)
上記二つのサイトはbukiさんより教えていただきました。

高崎山さまのへっぽこ図書館(仮)です。オーディオドラマ青春アドベンチャーの私設サイトです。また、中尾幸世さん、オーディオドラマに出てくれないかなと願いつつ

これは凄いなぁとただただ恐縮してしまいます。オーディオドラマ(ラジオドラマ)の世界。いいえ、私もオーディオドラマについてはちょぃと負けないなどと思っていたのですが、まだまだ、私なんか初心者マークです。

えっ、まさか・・・。すっかりリンクさせていただいたつもりでおりましたが、忘れておりました。TAMA CINEMA FORUM。過去のプログラムに「RESPECT佐々木昭一郎」2001年があります。

森羅情報サービス、宮澤賢治の作品を網羅した興味深いサイトです。いつかは、私も花巻に行ってみたい。

ぱらやさんのサイト、「散歩」です。イラストメインのサイトで、おおっ、これは・・・、中尾幸世さまの・・・

まぁ、ちょぃと入れとくかねぇということで、ゆうかしょう、私の日記サイトです。微音空間内に作っていた私の日記を追い出して、あちらへと。ついでにこちらのサイトづくり手伝っています。

「ようこそ能楽と京舞のページへ」
能楽・シテ方 観世流能楽師 實 川 紀さまと☆ 京舞 井上流・師匠井上和枝さまのサイトです。京都へいらっしゃるならぜひご覧いただきたいサイトです。





中尾幸世さんとコラポレーションなどでかかわりのある方の演奏会情報です。
日時
場所
内容
田村緑さん 2002.3.21
3F.音楽室
気軽に楽しめる名曲コンサート 『春に』。出演は田村緑さんと木島千夏さんでした。



『微音空間』にお寄せいただいた資料です。

かなりの資料をいだいているのですが、ごめんなさい、整理中です。もうしばらくお待ちくださいませ。





2002年6月1日から2002年6月7日まで
2002年5月1日から2002年5月31日まで
2002年4月1日から2002年4月30日まで
2002年3月1日から2002年3月31日まで
2002年2月1日から2002年2月28日まで
2002年1月1日から2002年1月31日まで
2001年12月1日から2001年12月31日まで
2001年11月1日から2001年11月30日まで
2001年10月1日から2001年10月31日まで
2001年7月1日から2001年9月30日まで

2001年6月1日から2001年6月30日まで

2001年5月17日から2001年5月31日まで
2001年1月16日から2001年5月17日まで




テレビドラマ 『アンダルシアの虹・川(リバー)・スペイン編』
テレビドラマ 『川の流れはバイオリンの音』
オーディオ・ドラマ 『白の森不思議』
オーディオ・ドラマ 『DQ』
コラボレーション 「ゆく夏の調べ」