微音作成日誌
2001年7月1日から2001年9月30日まで
衝撃というものが 投稿者:あおせ 投稿日: 9月30日(日)23時05分24秒
衝撃というものがいつまでも残るというのは、それだけ心の深い所まで、『夢の島少女』の感動が伝わっていったということなのでしょうか。改めて、『夢の島少女』の語りかける力強さを認識させられました。ダビングに関しては掲示板上では何も申せませんけど・・・
クロカワさまの第11回TAMA CINEMA FORUMについての情報をトップページに載せました。まだ、2ヶ月近く先のお話ですけど、今からわくわくしています。
夢の島少女 への想い 投稿者:原田 投稿日: 9月28日(金)20時24分45秒
> 蛇足:五月に多数書き込みをされた方々、特にそのとき初めて佐々木/中尾作品に出会った方たちはこのことを知っているのでしょうか、おせっかいとは思いながら気になります。
テレビ番組雑誌を見て偶然みつけてさっそくこちらにやってきました。
「夢の島少女」を見て感動してあの時掲示板へ書き込んだ 原田ともうします。
ユートピアノは何があっても見たいと思います。
いまだに、「夢の島少女」を見たときの衝撃を忘れることができません。
何と言いますか、今でもあのときの映像を思い出すだけで
胸がえぐられるような独特の感覚になります。
あえなくあの時は ビデオを撮ることができず今でも悔やんでいます。
あの時はビデオが発売されている映画だとばかり思い、実は入手できない
テレビドラマであることを知り 愕然とし、後悔の念にさいなまれました。
あのあと色々と八方手を尽くしましたがビデオを入手することはできませんでした。
お願いがございます。どなたか「夢の島少女」のビデオテープを
コピーしていただくことはできませんでしょうか?
この書き込みをしていいのかずっと悩んでおりましたが、
どうしてもまた見てみたいのです。私は気に入った映画などは
何十回と見ます。 何度も繰り返し見てみたいのです。
本当に勝手な書き込みですが、もしご協力していただける方がいらっしゃいましたら
ご連絡お願いいたします。もちろん謝礼はいたします。
原田 横浜市在住
うーん・・・ 投稿者:あおせ 投稿日: 9月28日(金)01時10分08秒
NHKアーカイブスのサイトを見ました・・・、これもテロによる間接的な被害でしょうか。14日以降、気がかりです。
bukiさま。カウント15000を踏まれたとか。『夢の島少女』放映が与えた影響の大きさ、その一端が15000という数字なんでしょうね。
しかし・・・、よくきり番げっとでプレゼントを、というのを見かけますが、よし、特別にbukiさまに秘蔵の資料を・・・と思ったのですが、一通りサイトに載っけてしまったので秘蔵も何もありません。きり番用に秘蔵の資料ってのを残しておけば良かったかな・・・
キリ番、とかいうのでしょうか? 投稿者:buki 投稿日: 9月27日(木)19時55分43秒
1:NHKアーカイブスのHP、放送予定更新すれども10月14日以降については保留だとか。"Sigh"。やはりテロ、戦争がらみなんでしょうけど。Gコードもあてにならないかも。
2:あおせさま。掲示板上で5月の「夢の島少女」放映当時からのリピーターの点呼を呼びかける、というのも一興かと(^^)。(常連の方々はともかく)
3:たった今アクセスカウンタ15000HITs を踏んじゃいました。一応御報告まで。
お待ちしております 投稿者:クロカワ 投稿日: 9月27日(木)17時21分22秒
TAMA CINEMA FORUMのHPの方には、まだ情報が載っていないため
アクセスされた方、すみません。
詳しい情報の公開、チケット発売は10月の後半になると思います。
毎年、チケットぴあでも扱っております。
こちらにはいち早く情報をお伝え致しますので、待ってて下さいね。
11月25日は日曜でもありますし、特に遠方からいらっしゃる方の
為に、なるべく終了が遅くならないようタイムテーブルを組みたいと
思います。
チェさん、ガンテさん、有難うございます。
皆さんのご期待に添えるよう頑張ります!
あおせさん、微音空間での資料は本当に参考になりました。
有難うございました。
追伸:NHKアーカイブス、気がかりですね。
私も、今は枠つきの画面になりそうなので、あまりタイミング
としては良くないと思います。
もちろん、佐々木さんの作品が見られる機会は多い方が良い
に決まってますが。
参加希望! 投稿者:ガンテ 投稿日: 9月26日(水)11時19分46秒
いろいろなことが進行していて目が離せないですね。
「TAMA CINEMA FORUM」に行きたい!いや行かねば!というわけで岩手からの参加を目論んでおります、クロカワ様、詳細(とくにチケット発売関連)等の続報をお願いします。
それにしても是枝監督がゲストとは…やっぱり!(是枝作品を観ていると佐々木作品に通じるものがあります)そうだったんだという感じです。
載っていましたか 投稿者:あおせ 投稿日: 9月26日(水)00時43分58秒
bukiさま、載っていましたか!
あぁ、楽しみですね。ただ、NHKアーカイブスのサイトにはまだ10月放送予定は載っていないようだし、テロのこととかもあるし。
微音空間のトップページにはまた『四季・ユートピアノ』の再放送については載せていません。NHKアーカイブスのサイトが載せてから載せるつもりでいます。
そう・・・、5月に書き込みしてくださった方たちですね。アドレスのわかる方宛には、『微音通信』とか銘打って案内のメールを出すのもいいかなと思ったりもするのですが、なんだか、大変そうだし・・・
観る観ない、これもまた、縁(えにし)というもので・・・、なんて開き直るのもなんだかなぁ、だし・・・
テレビ雑誌の10月号に 投稿者:buki 投稿日: 9月26日(水)00時17分34秒
「四季・ユートピアノ」再放送の情報はNHKアーカイブスのHPではまだ明らかにされていませんが、月刊のテレビ雑誌の番組表にはもう載っていました。ついについにその時がくるのでしょうか。(ただ雑誌によって終了時刻が違うので短いバージョンなのかどうかわかりませんが)
蛇足:五月に多数書き込みをされた方々、特にそのとき初めて佐々木/中尾作品に出会った方たちはこのことを知っているのでしょうか、おせっかいとは思いながら気になります。
上映会 投稿者:あおせ 投稿日: 9月25日(火)02時28分06秒
クロカワさま
おおっ、こ、これは。『夢の島少女』、『四季・ユートピアノ』同時上映ですか。これはかなり濃い上映になりそうですね。11月25日、私も行きたいけれど・・・、なんとか、都合がつかないかな・・・。クロカワさま、第11回TAMA CINEMA FORUM、微音空間のトップページに案内として近日追加させていただこうと思っております。
チェさま、どうぞ、ご遠慮なく書き込んでくださいませ。書き込み、楽しみにしています。
素晴らしい! 投稿者:チェ 投稿日: 9月24日(月)18時12分05秒
随分お久しぶりの書き込みになります。ずっと拝見はしていたのですが…。
待望の「ユートピアノ」放送決定に加えて、近くでこんなイベントが行われる予定なんて!
待ち遠しくて、気が遠くなりそうです。
クロカワさん、素敵な企画を立ち上げてくださって、本当に有り難うございます。
心から楽しみにしております。
#あおせさんや常連さんより先に書き込んじゃってごめんなさい。とても嬉しかったもので…。
はじめまして 投稿者:クロカワ 投稿日: 9月24日(月)01時29分56秒
クロカワと申します。
やっとこちらに書き込みをする日がやってまいりました。
なんだか、ドキドキします。
今年の5月、主人が録画していた「夢の島少女」を途中から見たのが
すべての始まりでした。それから、約4ヶ月、様々な困難にもめげず
ここまで来られたのは、こちらの掲示板のおかげです。
もったいぶりまして、すみません。
ついに、第11回TAMA CINEMA FORUMで11月25日(日)に
佐々木昭一郎さんの作品の上映が、決定いたしました。
NHKにも了承済みです。(10月のアーカイブスの放映は全く
教えてくれませんでしたが)
上映作品は「夢の島少女」と「四季・ユートピアノ」
ゲストは佐々木昭一郎さん、中尾幸世さん、是枝裕和さんです。
会場はベルブ永山という小さいホールです。
ビデオでの上映となります。
TAMA CINEMA FORUMは東京都多摩市で毎秋開催している映画祭です。
市民が中心となって運営しております。
もうしばらくしましたら、HPにプログラムなどの情報がアップすると
思いますので、こちらをご覧下さい。
http://www.tamaeiga.org/
まずは、あおせさん他みなさまに第一報をお知らせしたかったので。
最近はほぼ毎日、こちらをチェックしています。
また、詳しいこと決まりましたらご報告いたします。
長くなりましたが、これで。
音響効果 投稿者:あおせ 投稿日: 9月19日(水)00時51分40秒
『スロウトレイン』読みましたよ。
音響効果。何年か前にNHK内を見学させていただいたとき、音響効果の方にこれはこうしてね、って感じで効果音の作り方をいくつか見せていただきました。
人の発想って面白くて不思議だなぁと感動したことを思い出しました。
みどやんさま、そうか、『四季・ユートピアノ』ご覧になるのは初めてだったんですか。いや、いいですよ、本当に。ただ、角田さんのおっしゃるように額縁のように枠が作られてテロップでテロがどうしたこうしたって言われるのだけは勘弁して欲しいですね。
もしも戦争になって逃げまどうことになったら・・・、それまでにDVD−Rを手に入れて、『四季・ユートピアノ』等、ビデオからDVD−Rに落としとかないと持って逃げにくいかも、ビデオはかさばるし・・・、などと
スロウトレイン〜コラムトレイン 投稿者:角田博英 投稿日: 9月18日(火)23時11分24秒
藤田真男さんが執筆しているフリーウェブマガジン『スロウトレイン』。
うまく表示が出来ないようですので、もう一度アドレスを、お送りします。
今回は、織田晃之介氏などのエフェクトマンについて書いておられます。
http://channel.slowtrain.org/column-isan/index.html
再放送 投稿者:みどやん 投稿日: 9月18日(火)05時03分31秒
ごぶさたしております.
ユートピアノの再放送が決定されたのですね.
私にとって初めての,ユートピアノになります.
放送の日は,全感覚を開き,とぎすまして,集中して,今の私で感じてみたいと
わくわくしています.
アーカイブスねぇ… 投稿者:角田博英 投稿日: 9月18日(火)00時36分32秒
あの枠で放送する番組は、2003年に埼玉県川口市にオープンするデジタルアーカイブ
に所蔵・公開するため、フィルム、VTRをデジタル処理したものと聞いています。
また、再放送にあたっては、出演した方ひとりひとりに放送承諾をとる過程を経るそ
うです。
水をさすつもりはさらさら無いのですが、あせる必要はないですよ。私もどんな事になってもいいから再放送には大賛成なのですが…。
その一、テロルの被害だの報復だの、とんでもない事態が進行している最中に、あんな枠付きの画面の中で、佐々木氏や中尾さんの姿など見たくない。忍びないです(一応今日は枠なかったですけど)。
その二、頭に血がのぼっている連中が見ても、真価がわかるはずない。一番の当事者はいつでも見えないところに引っ込んで、黙っています。
彼らに近い人は、彼らのすぐそばにいて、懸命に働いています。便乗して騒いでいるやつらに、どんなことでも口を挟むスキを与えてはいけない。
その三、私に言わせれば、『四季…』は国民的作品≠ニいってもいいくらいのもので、20年後、30年後にも参照され、見られているはずです。1〜2週のズレなんてチョロイチョロイ…。
以上、直感的にいろいろ書きましたので、妙なところがあると思います。お許し下さい。
…ですが、企業体とか組織に見識を求めるなんて、チャンチャラ可笑しいんだけれど、地上波では、10年以上放送されなかったんですよね…。自分たちの持っているモノの価値に気付いていないなんて…ほんと、N公ってやつらは、アレだねぇ…。
実際『四季…』は、時間が経てば経つほど、美しさが増す作品だと思います。
そうだな、佐々木氏も、中尾さんも、皆亡くなってしまった後、老いさらばえて、一人でもう一度『四季…』を見て、感涙を流して、そして人生を終えたいですね。そうだ、そうしよう。
本当はこんなことを書く気じゃなかったのです。
『ゆく夏の調べ』レポートは、『おくのほそ道』『蕪村句集』をチェック中につき、ちょっと止まっています。中尾さんの一句一句に込めた意味を吟味してみたいのです。《さいさな島》のテキスト入手しました。ゴールデン・マクドナルドは、マーガレット・ワイズ・ブラウンのペンネームでした。
しばらくこんな情報でおたのしみください。
○『フリートレイン』 http://www.channel.slowtrain.org あの藤田真男氏が、とうとう…書き始めています。要注目。わたしみたいなパートタイムの書き手とは違います。
○アンドリュー・メルヴィン Andrew Melvin 氏の仕事。グーグル調べ。1969年生まれ。ケンブリッジ大修士課程終了。1991年から1994年まで、スペインで作曲及び演奏活動。グループセケンツァ<<塔oー。その後ロンドンで教鞭を取りながら作曲活動。1999年来日。
Rondo for Africa〜pieces of postcard music(1995年)、Marche Futile(1997年)の2曲がロンドン作曲家協会?のアーカイブ入り。来日前後のロンドン日本週間?<Cベントで上演された《ハイク・アルバム》の一部を作曲・演奏。…まだ調べきれていないですね。
○マーガレット・ワイズ・ブラウン 公式サイト http://www.margaretwisebrown.com
○マーガレット・ワイズ・ブラウン ファン・サイト http://persweb.direct.ca/ikhan/wisebrown
○崎元譲氏(Shimaさんの師匠)のCDについて。『ヴォーカリーズ』クレジットには、「夏の思い出」の編曲者の名前が見えます。ピアソラにちなんだ曲も収録!クロマチック・ハーモニカで、バンドネオン、アコーディオンの曲も演奏できるとは。今年初めの演奏会でShimaさんも、ピアソラの曲を演奏しているはず。是非とも聞かなくては!
○田中カレン作曲『星のどうぶつたち』について。ピアニスト仲道郁代さんのサイト http://www.ikuyo-nakamichi.com 今年の冬にShimaさんが客演します。
他にも現代音楽のコラボレーションにと、いろいろ参加なさっているみたいです。活発な女の子だこと。
ありがとうございます 投稿者:あおせ 投稿日: 9月17日(月)23時52分59秒
はじめまして、おかざきさま。
森美術館で過ごした時間というのは、私にとっても大切な宝物になりました。
ですから、微音空間がおかざきさんにとって、少しでもお役に立つことが出来たのなら、私もこんなに嬉しいことはございません。
いつか、また、お会いすることがあれば、是非、声をかけてくださいませ。
これからもよろしく。
失礼しました 投稿者:おかざき 投稿日: 9月17日(月)21時01分32秒
あおきさんではなく、あおせさんですね。
ごめんなさい。
はじめまして 投稿者:おかざき 投稿日: 9月17日(月)20時59分06秒
まずは、あおきさんにお礼を。
あおきさんのHPを見ていなかったら中尾さんとお会いすることができませんでした。
こちらの情報で森美術館での朗読会を知り、時間ギリギリにようやく間に合い、長年の夢をか
なえることができました。ほんとうにありがとうございます。
ずうずうしくも中尾さんに住所とメールアドレスを渡してきてしまいました。
地元の方とタクシーの相乗りをするなど楽しい時間を過ごすことができ今年の夏の一番の思い
出です。
これからもあおきさんのHPを楽しみにしています。ではまた。
失礼しました。 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 9月16日(日)07時56分18秒
年令と声質についてだけのイメージです。
言葉足らずで、申し訳ありませんでした。
16日のNHKアーカイブスはお休みかどうか、
このカキコが終ったら新聞を見てみましょう。
以後よろしく。
テロの 投稿者:あおせ 投稿日: 9月16日(日)03時40分39秒
ギルバルスさん、アメリカで起こったテロ報道のため、16日のNHKアーカイブスはお休みとか。まずい、まさか、一週遅れにでもなったら、放送が11月になってしまいますよ。
のび太さん、「四季・ユートピアノ」、是非、若い人にと言うか・・・、私自身は年喰っているという自覚にかけている人なので、どうも「若い人に」という表現が苦手なのですが、例えば十代や二十代初めの人が「四季・ユートピアノ」を観てどんな印象を受けるか興味ありますね。私が観たのも十代終わり頃だったか、同じような印象を持ってくれればなんだか嬉しいですよね。
ひであきさん、はじめまして。あおせはオーディオ・ドラマも好きでよく聞いていました。昨日、久しぶりに『赤糸で・・・』を聴いたのですが、是非、ひであきさんももう一度聴いてみてください、何年経ってもいいものはいいです。
さてっ、宮田さま。『DQ』犬川弟と私のイメージをだぶらせているとは・・・
私は理性の行動範囲をうろうろしておりますよ、
でも、ただ・・・。どうも不思議なのは掲示板やメールだけのお付き合いの方には、宮田さんが抱いていらっしゃるイメージと似たようなイメージを私に持つ、そんな方がいくらかおられるようで・・・、宮田さまだけではなかったりするのでございます。
病的に痩せた暗い人だと思っていたと言われたことも一度はあったようななかったような・・・
実際はまるっきり反対なんですけどね
はじめまして 投稿者:ひであき 投稿日: 9月15日(土)10時57分45秒
中尾幸世さん
懐かしいです「ふたりの部屋」に耳を傾けていた10代の頃を思い出します。
録音したテープは生きているかな?(何度も聞いたし、何年も聴いてないし・・・)
ではまた来ます。
私は39ですよ。 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 9月14日(金)22時30分36秒
私の見た「四季」は、1981年3月です。19歳のときでした。それから20年も経ってしまったのですね。
あおせさんは、「DQ」の犬川弟のイメージが私の中に勝手に出来ていて、19歳という事になりますが、それでは、あんまり現実離れで、ちょっと考えにくい。29にしときましょう。
10月28日までには、いろんな仕事が目白押しですが、「四季」を励みにがんばりましょうか。楽しみだなあ。それまでにいろんな人に宣伝しなくちゃね。
放送決定おめでとうございます! 投稿者:のび太 投稿日: 9月14日(金)21時33分33秒
みなさん、いろいろ情報をありがとうございます。
いよいよ本決まりのようですね。
私自身、中尾さんに出会った(見た)のは「四季 ユートピアノ」が最初でした。
もう20年以上前になると思いますが、見終わったあとの恍惚とした感じ、その時の部屋の空気を今でも覚えています。
「四季」放送の日は、自分の人生の中のまちがいなく特別の一日であったといえます。
アーカイブスを見ている年齢層はわりと高いのかもしれませんが、是非今の若い人たちに見てほしいと思います。
決定。 投稿者:ギルバルス 投稿日: 9月14日(金)08時18分44秒
昨日、NHKに確認しました。10月28日放映しますとのことです。(当然、緊急ニュースが無ければ、というのが前提ですが、あったとしても翌週は放映されるでしょう。)
メールでリクエストをするのは、いまや常識なこととは思いますが、たまに直接電話してみてください。声の調子で相手を驚かせてあげましょう。
因みに、他の佐々木昭一郎作品についても問うたところ、現段階ではまだ予定には無いとのことでしたので、リクエストしておきました。しかし、アーカイブス自体、ずっと続くといっておりましたので、可能性はあると言っておりました。
ま、一気に観るよりは、数ヶ月に一回観た方が楽しみも続くというものです。
NHKアーカイブスに 投稿者:あおせ 投稿日: 9月10日(月)23時29分45秒
NHKアーカイブスにリクエストを送りまして、その返事をいただきました。
”「四季・ユートピアノ」については、現在準備は進めていますが、あくまで予定であることをご了承ください”とのことです。
現在、アーカイブスのサイトには9月放送分まで予定が載っています。今月の半ばか後半には10月放送分がサイトに掲載されるでしょうし、それまでは・・・、なかなか落ち着かない日々を過ごすことになりそうです。
角田さま
詳細な記録ありがとうございます。思わず葛城カメラマンのカメラを通した眼差しが・・・、ちょっと文学的な表現をしてみたかったのですが、私には才能ないので。
そう、瞑想にふけるんだからという言葉はいいですね。私はおおよそ眼鏡をはずして聴いていました。理由は近日アップする私のコラボレーション感想にて。
bukiさま
リバー三部作いいですよね、noriさんからいただいた資料に「春・音の光」の撮影風景の写真があります。
新藤さま
先日はプラネタリウムドラマのパンフレット、ありがとうございました。
毎日のようにチェックを入れてくださっているとのこと、ありがとうございます。実は細かい手直しをごそごそと、二日に一度はしています。面倒なので更新情報とか出さなかったのですが、反省いたしました。トップページに更新情報を載せていくように致します。
re:みんなチェック入れて頂戴! 投稿者:shindo 投稿日: 9月 9日(日)21時46分48秒
お世話になります。新藤です。
夏からチョー多忙なのですが、このページだけは毎日のようにチェックしてます。
なんとも嬉しい話題ですが、再放送を確実にするためにはやっぱリクエストが
欠かせないのでしょうね・・・考えて投稿します。
十月放映予定?「四季・ユートピアノ」 投稿者:buki 投稿日: 9月 9日(日)18時19分59秒
両親が遊びに来ていてHPをチェックできなかった週末わずかの間にえらい大ニュースがとびこんで来たものです。ついに再会の時が来るのでしょうか。さっそくアーカイブスに圧力、じゃなくて放映確定のお願いを出して来ました。春から三回目のリクエストです。
このまま勢いをつけてリバー三部作もと思うのは強欲すぎるでしょうか。
とりあえずリクエスト一人追加、ということで、御報告まで。
葛城氏のカメラアイのように 投稿者:角田博英 投稿日: 9月 9日(日)00時56分13秒
タクシーから降り際に見た「森美術館」は、舗装された農道の傍らに何と言うこともなく建っていました。植え込みの間から、開け放たれた引き戸が見え、草花と砂利の上に脱がれた靴が何足かあり、人のざわめきが聞こえ…。
地元の人々に混ざって、異邦人気分の気後れをグッと押しつぶして、靴を脱いで、スリッパに履き替えて上がります。
あがりがまちの大きな石の上は遠慮して、小花の上に靴を置いていると、長い茎の花のツボミが足に絡まりました。
床も、沢山の椅子も白木の木で造られていて、部屋は奥に向かって長く伸びており、舞台は室内向かって右の道路がわにしつらえられています。
早速、柱のそばに腰掛け(柱のそばはいいですねぇ)、正面を見ます。右側にはシンセ・ピアノ(?)。さらに入り口に近いところに白百合に花々をまぜた大きな花束がセッティングされていました(お金の話で恐縮ですが、大枚○万円はするものみたいです)。
左側には、貝を薄く削って作った風鈴。音のきれいな金属棒の風鈴のメタリック・ブルーに塗ったものなど、鳴り物の類を載せた小さい屋台状の大道具が置かれ、後ろの床には笹の葉の束が置かれていました。
正面には譜面台とマイク。奥は土壁で、木の骨組みが見えていました。横一直線に、巻物のように、墨絵のようなものが掛けられていました(これは、近づいて後ほど分かるのですが、《ぼくにげちゃうよ》のイラストのコピーがズラリ貼ってあったのですね)。
屋根には、横に長く、天窓が開いていました。暑さはそんなに気になりません。しかしイギリス仕込みのお二人には申し訳ない感じですが上着はやめときました。
会場の人たちの会話。近所の人同士の挨拶と知人の噂。関東よりも、けっこう言葉がやわらかく感じます。
そして中年の夫婦づれの話、「もっとこっちに来たら、見えないわよ」「いや、見えなくて丁度いい、オレはここで瞑想にふけるんだから」。なんともシャイな男性じゃないでしょうか。
わたしの両側は、かなりの高齢のご婦人が一人で、そして軽装のカップル。正面には母親と中学生位の姉弟。
周辺には、わたしが今でもあんまり好きじゃない、ごま塩ヒゲを蓄えた作務衣と、それから口ひげパーマ長髪にジージャン眼鏡のはまりすぎの男性たち。我が貧弱なパターン認識では、よくいる取り巻き連中(申し訳ありません。なにも知らずに大変無礼なことを書いていると思います)。
スタッフの人たちは黒っぽいティーシャツ、いがぐり坊主のハンサムな少年も一人いましたね。館長の息子さんでしょうか。
「あの人たちに、お薄を差し上げたわよ」なんてマダムも、いってみれば、カワユイじゃないですか。私は「人」について何も分かっちゃいなかったんだな。
森館長のあいさつが始まりました。花束を贈られた院長氏が、控えめに席につき、目を閉じました。いよいよです。
そういえば、PAの設備や楽器の準備など、中尾さんは、今までずっと身一つで動いている訳ではなかったわけです。
全くの初期の段階から、ひとつひとつを買う、あるいは借りる、交渉してゆく。
「榮子」のように、日中歩いてでかけていったのでしょうか。やっぱり誰も彼女を止めることは出来ない。
まがりなりにも、中尾さんは、毎年この場所に立ち戻って、折々の公演を続けてきた訳です。
ここの人たちと、この季節と、環境が、時には、支えになったこともあったのでしょう。
ゆく前には、中尾さんと、いわきの人たちとの密接な交流にとって「闖入者」になってしまわないことを祈りたいとも思っていました。
あおせさん、今度は中尾さんのレパートリーについて、別にまとめてみてください。
安房直子さんは、1993年に亡くなっていますね。2年後、没後10周年のささやかな公演など行われるといいですね。でも、佐々木‐中尾ラインの人たちは、ジャーナリスティックな盛り上がりを避けるのかも知れません。…ではまた。
みんなチェック入れて頂戴! 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 9月 8日(土)15時52分18秒
もうすぐ24時間経つというのに、書きコは、管理人さんだけですか!!淋しいなあ。
私は、不義理を重ねている身で、お知らせメールが出来辛い状況です。
でも、再放送が確定しないと、デマカス・宮田になっちゃうし、・・・。
今度の「四季・ユートピアノ」は、私にとっては、楽しかった昔を思い出すドラマだよ。
「故郷」という言葉から、緑の野山を連想するように。
そっ、そ、そっれはっ・・・ 投稿者:あおせ 投稿日: 9月 7日(金)22時17分13秒
あぁ、いけません、驚いてどもってしまいました。
宮田さま、それは凄いお話ではありませんか、全くの初耳です。
あ、でも、なるほど不確定なのですね。
よしっ、リクエスト、アーカイブス宛に送らねばっ
皆さん!!! 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 9月 7日(金)18時58分16秒
「NHKアーカイブス」からの情報です。
佐々木昭一郎演出のドラマにつきましては、「四季・ユートピアノ」を、
現在のところ10月28日(日)の放送として準備を進めています。
(あくまで現時点の予定で、放送が実現するかどうかは
まだ不確定ですので、その点はご了承ください)
リクエストを集中させて、予定を実現させましょう。!!!
ヤッター!!!
おおっと、修正です 投稿者:あおせ 投稿日: 9月 6日(木)23時53分26秒
安房直子資料館 http://www.redbit.ne.jp/~suzu/mona/
によれば『南の島の魔法の話』の中の一片のようですね。
現在販売されていないようだし、書店の在庫を探すか、古本になるのかな
安房直子資料館によれば 投稿者:あおせ 投稿日: 9月 6日(木)23時51分37秒
安房直子資料館 http://www.redbit.ne.jp/~suzu/mona/ によれば『南の島の魔法の話』の中の一片のようですね。
現在販売されていないようだし、書店の在庫を探すか、古本になるのかな
質問。 投稿者:ギルバルス 投稿日: 9月 6日(木)17時51分39秒
ガンテさんが書かれていた「安房直子『ある雪の夜の話』」を丸善に注文しましたが、検索できなかったと言われました。出版社等、その他検索できる情報がありましたら教えてください。
自転車で 投稿者:あおせ 投稿日: 9月 6日(木)00時52分37秒
折り畳みの自転車、6kgくらいの軽いのがあるとか。これを携え、列車で旅行。久ノ浜より一つ手前の駅で下車、道々を楽しみながら森美術館へ・・・
こんなのんびりした旅気分で行くことが出来たら素敵でしょうね。
ピンクのシャツ・・・ピンクといえば桃色。ここはウサギの耳もいいですけど、桃ということで、桃源郷ということではいかが・・・
絵本売り場に行くのは少々勇気がいりますが、近日中にも買ってまいりましょう。そういえば、絵本も児童文学のひとつ、誰だったか言ってませんでしたっけ
児童文学とは子どもも読むことの出来る大人の本だって。
百合の花咲く丘へ帰る… 投稿者:角田博英 投稿日: 9月 5日(水)01時03分49秒
夏が本当に過ぎてしまいましたね。あの日のことをもう一度かみしめたいと思います。
「いわき」の駅までは何てこともなくたどり着けるのです。蓮田が多いなとか、水戸の庭園は大きいとか、日立はすごい企業城下町だとか、とりとめなく思いながら。
ところが「いわき」から「久ノ浜」までの電車が一時間に一本程度しかない。車両から駅に降りるとき、段差があって危ないということも言っておきたい。私は転びそうになりました。
「久ノ浜」の駅周辺を流しているタクシーが二台しかないというのも重要な情報です。「日曜日じゃバスは動いていない」とは運転手さんの話。
「森美術館」までは、自転車なんかあれば丁度いい距離なのですが、そんなもの無い。頭の痛いところです。
久ノ浜周辺は、海もあり山もある。わたしは海をちらっとみてきましたよ。いい地図がなかったので、もうちょっと足をのばしてもよかったところを行けませんでした。
あの町のマンホールの蓋には、恐竜とアンモナイトが描かれていました。
駅前の休みの魚屋さんの店先に『ゆく夏の調べ』のポスターが張ってありました。
そういえば、中尾さんの衣装は黒のタンクトップのうえから白いうすものの上下、紫の帯でしたか。大きめの金の腕時計をしていましたね。
史真さんは緑の靴に草の葉をあしらった緑のシルクのスカート、上は黄色みがかったアースカラーのホールターネックのドレス。オレンジ色のおおきなブローチ。
背中が大胆に露出されていたのですが、長い髪にかくれてみえませんでした。残念。
田村さんは濃いブルーのロング・ドレスに、水色のながいフワフワした布を首にまきつけていましたよね。
アンドリュー・メルヴィン氏はピンクのシャツに黒のズボン。
ということは、田村さんは「海」。中尾さんは「空」。史真さんは「山あるいは大地」をイメージした装いだったのでしょうか。
メルヴィン氏のピンクは、そうすると…絵本に登場する、ウサギの耳やネコの鼻の頭?…なんじゃそりゃ…。
中尾さんがとりあげた絵本《ぼくにげちゃうよ》は、ほるぷ出版刊(あおせさんすみません。ぽぷら社ではありませんでした)。
自分の町の書店でも簡単に見つかりました。これは実物を手にとって見る価値がありますよ。見開きの絵が、ちょっと衝撃的です。
ブラウン女史の絵本《おやすみなさいおつきさま》は、例の雅子さま$эァということで、平積みの書店もあることと思います。
同じ《にげちゃう》コンビの本で、こっちも捨てがたい味がありますが、「中尾さん」対「雅子さん」で、「中尾さんの勝ち」としておきます。文責角田!
《ちいさな島》は童話館出版刊。書店で聞いたら、長崎の出版社だそうです。
正確ではありませんが「大地とつながり、自分の世界をもち、輝く海に囲まれて…」という言葉が出てきました。
中尾さんが、絵本に仮託して、はじめてご自分のビジョンを語ってくれたのだ、と私は受け止めました。
あれ、いや、この言葉は、あの舞台での三人の様子のことを指していたのかも。
もう遅いので今日はこの辺で…。
駅スパート 投稿者:あおせ 投稿日: 9月 4日(火)00時09分00秒
幾世代か前のバージョン、駅スパートで京都から盛岡までの列車料金と時間を見積もりしておりました。
うーん・・・、日帰りは無理。
とにかくそうです、ギルバルスさま。遠路の地、京都からでも何かお手伝いできることもあるかも知れません、盛岡での朗読会、計画が具体性を帯びてきたら是非、私にも何か手伝わせてくださいませ。
やっと落ち着いてきたかんじ・・・・ 投稿者:ギルバルス 投稿日: 9月 3日(月)13時37分48秒
前略 その後、如何お過ごしでせうか。僕の住む盛岡は、秋の気配、というよりすでに秋本番という感じがします。
いまに至るまで、何もかもが急でした。たまに観るアーカイブスをその時は、何のチェックもせず観ていました。佐々木昭一郎作品であるとわかり、ビデオをセットしようか否か迷っていると、A子本人が出演しており、オウ、と感激しながら観ていました。しかも「ロケが終わり、スタッフに家まで送ってもらった時、もう二度とこのようなことはないんだなと考えながら泣いたことを覚えています。」と言いながら涙した瞬間、僕は、いままで忘れかけていた何かが、時代に覆い尽くされていたある場所から一気に僕の面前に噴出してきた思いがしました。ビデオをセットしなかったことの後悔よりも、一連の作品が放映された中学生から大学生当時の自分の思いや時代の状況が、呼び起こされ彼女の涙以上に嗚咽したのでした。
今年の4月からインターネットを始めたばかりだった僕は「中尾幸世」「佐々木昭一郎」etc.という単語を入力しアクセスしてみました。それでこれまでの彼女の変遷の一部を知り、一気に現実に戻った思いがしました。
僕は、彼女に会いたい、会わなければならないと思いました。理由も特に思いつきませんでした。しかし、そのためにも当地に来ていただき、是非朗読会を、と考えたのでした。今回の朗読会の日程が決まる前、いわき市の教育委員会や森さんに事情を話したところ、中尾さん本人から電話をいただきました。感激の極みでした。
今回、25〜26日の両日、いわき市で朗読会を聞いてきました。知っている朗読というものは、テレビで見る長岡輝子の宮沢賢治や吉永小百合の原爆の記ぐらいで、生で聞くのは初めてでした。当然、好きな芝居とも違い、声もろくに耳に入らず、初日は中尾さん本人の顔ばかり眺めていました。
しかし、この初日のおかげか、二日目は中尾さんの声、作品の内容、音楽、蝉の鳴き声や幼児の泣き声、場の雰囲気などが、芭蕉の俳句ではないけれどしみいってきたのでした。それは、森さんをはじめとする、いわきで出会った人たちの心のやさしさでもあった気がしています。
心が洗われた二日間を忘れないうちに、今度は、盛岡で開催したいと考えています。その際は、ご案内いたしますので、是非おいでください。 草々
未の刻 仕事をサボりながら・・・・
ギルバルス
皆々様
そういえば・・・ 投稿者:あおせ 投稿日: 8月31日(金)21時29分19秒
そういえば、宮田さま、あおせは福島県へ行く列車の中で「天の記憶」を聴くつもりが、くかぁっと寝ておりました。なんせ。2時間ほどしか寝ていなかったものですから(もう少しで新幹線乗り遅れるところだった・・・)。
はじめまして、ギルバルスさま、是非、感想をお願いいたします。
はっ・・・、角田さまのやっかいなという案件、どうなったのだろう。
はじめまして。 投稿者:ギルバルス 投稿日: 8月28日(火)09時04分02秒
あおせさん、ガンテさん、いわきでは大変お世話になりました。朗読会の感想は、あらためて書きたいと思います。取り急ぎお礼まで。
とりはだがたったよ。 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 8月27日(月)01時18分19秒
コンピュータがへんで、かんじにへんかんできなくて、すみません。
おさんかたのカキコをよんで、とりはだが、たちました。
すばらしかったのですね。わたしには、とうていできないこと。
きもちがおさまったら、どしどしかいてくださいな。
百合の香りに満ちた場所 投稿者:角田博英 投稿日: 8月26日(日)23時41分08秒
百合の香りに満ちた、私とは無縁だったはずの場所…
20代の私は、文化的な催し物というものには、ずっと憎悪ないし反感を感じていました。
(詳しくは、わざわざ書きません。あのチャラチャラした雰囲気というか、そんなものに嫌悪を感じたといっておきましょう。)
だから、中尾さんが、演劇系の人たちに近づき始めた時には、当惑したものでした…。
個人的には、月曜日から、やっかいな案件を抱えています。
普段の私の行動様式からすると、そんなときに12時間以上もかけて、日帰りで旅行するなんて、思案の外なのですが、
一種の逃避だったのでしょうか。
本日『ゆく夏の調べ』に行って来ました。とうとう中尾さんたちの言葉と音のパフォーマンスの一端をこの目でみたのでした。
内容については、満足しています。なにより、狙いがはっきりしていましたし、準備も入念にされているようでした。
こんな瞬間があったのを覚えていらっしゃるでしょうか。
芭蕉の句「つわものどもが夢の跡」といった直後に赤ちゃんが火のついたように泣き出したときのことです。
あのとき私は、血で濡れた刃物を持った鎧武者が草むらに潜んでいる様子を思い浮かべていました。
だから、子供がワッと泣き出したのにもチットモ驚きませんでした。これはテレパシーというやつです。
中尾さんの声がどうか…というより、私とあの赤ん坊の間に「精神感応」の火花が走ったんだな(ト強弁スル)。
冗談はともかく、ジョン・ケージや千利休がニッコリするような瞬間が何度もありました。あの場所ならではのことです。
「俳句と音楽」の作曲家は欧米の人ですが、現代音楽特有のフレーズを、表題音楽みたいに使うなんて。
ある種の傾向の音楽家ならカチンと来そうです。不敵です。
内容については、書く機会を別に譲って、今日は早く寝たいので、ザレ事を書いて終わりにします。
百合の花の香りが立ち込める中で、ああいう楚々とした(オイオイ)女性たちが入れ替わり立ち代り現れるのを見ているなんて、ドクシン男には、モーニング娘。を見ているより毒になるかも。(百合その他の大きな花束が、有志の方から贈られ、ちょうど風上に置かれていた)
Shimaさん(二の腕美人)は、中尾さんをたてていらっしゃる様子でしたが、わたしは『ゴールデン・ガール』を聞き込んで望みました。
始める前に、楽器を縦にしてチョッと唇をつける(愛らしい)仕草には、何か意味があるんでしょうか。
ちなみに私のベスト・トラックは、〈ニュー・ヨーク〉です。
田村緑さんは、写真ではわかりませんが、小柄で(ミクロ系?)たぶん顔の表情の豊かな方です。明日にでもCDを探します。
ただいま! 投稿者:ガンテ 投稿日: 8月26日(日)23時35分28秒
ガンテです。福島から帰ってまいりました。今年の夏は忘れられな
い夏となりました…森美術館様、いわき市平53区町内会婦人会様
お告げの聖母カトリック平教会様、本当にありがとうございました。
8月25日の言葉のひびきVolUでは朗読会終了後に中尾さんを
囲んでのお茶会が催され参加させていただきました(感激!)
さらに記念撮影では中尾さんの隣に座らせていただくという幸運
ああ、ボキャブラリーがあればこの喜びをうまく表現できるのに…
朗読会では、安房直子さんの童話「ある雪の夜の話」が素敵でした。
雪の上に落ちた林檎と冬の夜空に輝いていた星の出会い、林檎の望み
をかなえる為に少年の姿で地上に降りた星、誰にも知られる事もなく
何処かに行ってしまった2つの存在、聞いていて少年の姿になった星
が空に帰れなくなっていたら…そうなる事を知っていながら林檎のた
めに地上に来たとしたら?なぜかそういう思いがしてなりませんでし
た、愛や心理学でいうエロスとタナトスを強くイメージさせられる
不思議な時間を体験することができました。
中尾幸世さんにお会いできた時間は私の人生の宝石になりました
みなさん本当にありがとうございました。
ゆく夏の調べ 投稿者:あおせ 投稿日: 8月26日(日)21時02分43秒
森美術館でのコラボレーション、行って来ました。
サイトご覧の方には申し訳ないのですが、あおせは写真を写していません。いえ、128Mのカードを差した、デジカメ、およそ300枚、写せるのですが・・・
かなり早めにつき、ガンテさんとMさんと駅前でお会いし、森美術館までご一緒いたしました。まだ、早くてリハーサル中だったのですが・・・
さてっ、目の前には中尾幸世さん、あおせはやせても枯れてもファンの一人にございます。
その上、気弱な私です。どきどき、どきどき、そんな写真を写すだけの気持ちの余裕はございませんでした。
写真を写されていた方、是非、写真、焼き増ししてくださいましっ。
また、今回、たくさんの方にお世話になりました。森様、神父様、先生、スタッフの方、たくさんの皆さま。
ご親切にしていただきありがとうございました。
そしてカレーライス、ごちそうさまでした。かしわもち、ごちそうさまでした。抹茶におかし・・・
そして、たくさんの興味深いお話をお伺いできました、ありがとうございます。それに、Tさんにもお会いすることができ、嬉しゅうございました。
そうだ、帰り、駅まで送ってくださった、はっきりとお名前をお聞きしませんでしたが、多分、Y田さんとおっしゃったかと記憶しています。駅まで送ってくださりありがとうございました。また、車の中でペットボトルのマジックを見せてくれたボク、かっこよかったですよ。
いわきからの特急にも無事間に合いました。
感想は近日中に幸代的空間考にアップする予定ですっ!
取り急ぎ、上野駅の公衆電話より。
まいります 投稿者:あおせ 投稿日: 8月25日(土)19時20分25秒
hirotoyoshimoriさま、書き込みありがとうございます。先日、とある方と話をしていたのですが、夢の島少女にしろ四季・ユートピアノ、川シリーズ、その他もろもろを10代に見る、あるいは見てしまうと表現する方が適切かも知れませんが、この年代に見ることで、その後のものの見方、感じ方が随分変わってしまうのではないか、それは20代、30代と年を重ねた上で、初めて観るのとは随分違う影響が、あるんじゃないかと話をしていました。麻疹や水疱瘡、おたふくかぜと、それにかかることで体に抗体が生まれるように、見る前と見た後とではまったく違う感性やものの見方が生まれるのじゃないかなと話しておりました。
のび太さま、初めまして。そういえば、BSでの「夢の島少女」の再放送の時、佐々木昭一郎氏がインタビューで既に決まっていた人を断ってというようなふうに言ってらしたような記憶が微かにあります(記憶あいまい)。さて、あらかじめ、決まっていた人って誰だったんでしょうね。
ガンテさま、今日福島へということは、25日の朗読会もいらっしゃったんでしょうか。私も、なんとか26日にはいわきへまいります。
濃緑のトランクですね、わかりました。
もしも。あの・・・、ひょっとして、ガンテさん、・・・・ですか。と声をかけられなかった場合、あおせは京都から一番の新幹線で向かう予定ですが、朝、おきられずに寝過ごしてしまったんだろうなぁとお思いくださいまし。(朝、起きられるだろうか)
中尾幸世さんの朗読は、多々ある俳優さんの朗読とはまた違ったものなのではないか、そう思っています。『中尾幸世』という楽器を奏でる中尾幸世さんの演奏じゃないのかなと思うことがあります。その楽器はバイオリンと似ているかも知れないし、また、ピアノと似ているのかも知れないし、音楽に素養のない私には難しいことはわかりませんが、ひたすら、音叉の発する純音に近いものかも知れないなとも思います。
また、いらっしゃった方の感想など、こちらの掲示板にもいただければ幸いです。
今日、福島へいきます 投稿者:ガンテ 投稿日: 8月25日(土)03時50分36秒
おひさしぶりです、ガンテです。
今日と明日は福島に行けることになりました。
今日まで行けるかどうかハッキリしませんでしたので
参加表明ができませんでした。もしこのページを観て
会場へ行かれる方は、「濃緑のトランクもっている」
ので探してみてください、それがガンテです。
それでは会場でお会いしましょう。
はじめて投稿します 投稿者:のび太 投稿日: 8月25日(土)01時35分37秒
中尾幸世さんの応援サイトがあるとは・・・。おおせさんありがとうございます。
このあいだの「夢の島少女」によって、「四季」「川」などで衝撃を受けた20年ほど前の記憶がよみがえってきました。yoshimoriさんも書いておられましたが、私も現在の中尾さんをみて感動しました。人は、あんなふうに上手く年齢を重ねることもできるのですね。
話は変わりますが、佐々木昭一郎氏の『創るということ』に、「川」の主人公役を、始めはM(女優)か、S(歌手)にしようと思っていたというような意味のことが書いてあります(183頁)。結論はもちろん中尾幸世さんでした(当然です)。ただ、MとSが誰だったのか少し気になります。どなたか推理していただけませんか・・・。
夢の島少女 投稿者:hirotoyoshimori 投稿日: 8月24日(金)03時14分22秒
あおせ様
お久しぶりです。もうだいぶたちますが、先月夜中に夢の島少女が放映されていて、そのあとに中尾さん本人がインタビューで出てこられたので驚いてしまいました。
途中で涙されていましたね。
ユートピアノから20年をすぎているというのに、あのころ小学校1年生だった私が見たA子のイメージそのままの方でちょっと感動してしまいました。
復刻ドットコムで、佐々木作品がビデオなどで復刻されるといいですね。
持っていない「アンダルシアの虹」「春・音の光」がはやく見たいです。
また遊びにきます。
トップページに 投稿者:あおせ 投稿日: 8月21日(火)00時46分08秒
トップページに25日に開催される中尾幸世さんの朗読会についての情報を追加いたしました。
26日の森美術館での催しとは、また別の朗読会です。
出来れば両方行きたいのですが・・・
近日中に 投稿者:あおせ 投稿日: 8月18日(土)01時12分14秒
新たに戴いた資料をサイトにアップしていたのですが・・・
先ほど、infoseekからメールが来まして制限容量50MBを越えたので超過分を削除してくださいとのこと。
あたふたと追加した資料とついでにいくらがだぶっていた画像を削除いたしました。
記事やエッセイをはじめ、画像は資料性を重視したいので、50MBの制限のために画質を落とすことはしたくありません。
と、いうことで、近日中に、他のホーム・ページサービスと契約し、いくらかの資料をそちらに移すことにしようと考えています。
どうも、ごぶさた 投稿者:あおせ 投稿日: 8月17日(金)00時51分27秒
角田様
私、津川泉には結構興味を持っています。いいシナリオ書きますからね。
四季・ユートピアノにありましたよね、確か。ただ、レコードを川に流していたか、それとも割っていたかが、はっきり思い出せない。ちょぃと、調べておかなければ。
天の記憶の「いいえ」ってアクセント、これは・・・
あとで聴いてみることにします。
爆音識別レコードだったかなあ 投稿者:宮田虎彦 投稿日: 8月16日(木)21時17分03秒
「ユートピアノ」に出てきますよ。それから、「七色村」にも出てきたような気がします。
毎分78回転のレコードかな。
ところで、オーディオドラマの「天の記憶」の最後で、
「いいえ、あなただって星じゃない!」の「いいえ」のアクセントは、どう解釈しますか。
方言じゃあないよねえ。聞いた方でないと解らないけれど。
ところで、もう田舎では、虫の音が心地よい秋が始まってますよ。
「ロビン・アディア」は、仕事帰りの車の中で、いつも頭の中に流れるようになりました。
昨日は終戦の日 投稿者:shindo 投稿日: 8月16日(木)12時50分52秒
新藤です。
TVのニュースを見ていましたら、「終戦記念日」の話題で、あるレコードが紹介
されていました。
それは爆撃機の爆音を識別するレコードで「B-17 高度・・・」いったフレーズ
に続いて爆音が収録されているものです。
このレコードって「四季ユートピアノ」にも出てきませんでしたでしょうか。
家族の誰かがその音を嫌がってレコードを川に捨ててしまうといったシーンが
あったような・・・
(かなり漠然とした記憶ですが)
他にも軍隊時代の記憶におびえるお父さんとかあったような。
戦争とか暴力といったエピソードも佐々木作品の背景によく使われて
いるようですね。
訂正情報です。 投稿者:角田博英 投稿日: 8月15日(水)17時14分05秒
暗号みたいで恐縮です。
あおせさん。申し訳ありません。先日お知らせした『量子のベルカント』には、中尾さんは出演していませんでした。
脚色者の津川泉さんで整理してあったので、一緒になってしまったようです。
我ながらラフなヤツです。
大変残念ながら・・・ 投稿者:TOKIO 投稿日: 8月 5日(日)10時32分17秒
8月26日は仕事でいけません。
私も森美術館から返事がきました。
ホームページには8月下旬とあったのでヤバイなと思っていたのですが・・・
今度はいけますように
しかし、それにしても、テレビの力というのはすごいですね
以前、この微音空間のカウンタは数百だったのにあっという間に10000を超えていますよね
びっくりします。川シリーズも再放送してほしいですね。
8月26日の 投稿者:RAB゛E 投稿日: 8月 5日(日)03時47分00秒
朗読会のお知らせメールが、森美術館から私のところにも届いておりました。
以前に、朗読会について問い合わせをしていたので...
うーん、けど、遠いなぁ。
コード進行 投稿者:buki 投稿日: 8月 2日(木)20時54分38秒
パッヘルベルのカノンのコード進行ですが、放映後に調べてみました。
(Cから始めると)
C−G−Am−Em−F−C−F−G
ということです(最後はG7としているのもある)
ギターでひいてみると、おおー!カノンだ(あたりまえ)。
ということで時々ひたってます。本当はもうひとり追っかけて弾く人(もしくはテク)があってこそのカノンなのですが。そこは想像で補ってます。
では失礼。
パッヘルベルのカノン 投稿者:ふくろう 投稿日: 8月 2日(木)00時51分36秒
パッヘルベルのカノンのコード進行を真似るとヒット曲ができるのだとか。日本人にはたまらないものがあるようです。戸川純がこれに詞をつけて歌っていました。まあ、それは別としても、叙情的でありながろ「死」の匂いもかすかにして・・・。昨日、ビデオにとって置いたものを見ました。はじめの時より短く感じ、「なんじゃこりゃ」状態からからは脱した模様。
以前、赤、白、紺、色の象徴するものについて書かれていた方がいました。赤が自分でコントロールできない時間・肉体の成長、白が無垢(自分の意志さえない・または持てない状態)、紺は理性・自分の意志、かな、と。
高校生とか中学生とか、書かれたこともあったと思いますが、あの時代の集団就職なら中学生でしょう(すぐにウェイトレスになるとは思えないので、工場を辞めてなったのでしょう)。教室でみんなが歌っている場面も、胸に名札らしきものがついています。冬服(セーラー服)にはありませんでしたが。夏、多くの生徒が胸に紅い生徒手帳らしきものを入れていましたが、小夜子の胸にはありませんでした。なぜでしょうね?
少年に背負われて行くラストのシーン、はじめの場面を彷彿とさせますが、はじめとは違って小夜子には意識があり腕を自分でまわします。幸福そうでもあります。演出家の「少年が死んだ少女を担いでいく間に見た妄想」というのは真に受けない方がいい、と書いた方がいました。そうかもね、と思います。そんな個人的な感情を描いているのではないでしょう。行き所のなさ、未来の見えなさ、そんなことがテーマだったのでしょうか。まだ浅いかな。
つのだたかし(つのだ三兄弟の一人です。つのだじろう・つのだ☆ひろ)のCD(アンナ・マンマのCM曲の入ったものです)に「ロビンは緑の森に去りき」という曲があってロビン・アディアと同じ曲か?と思って聴いたのですが、違っていました。
アドレス変更のお知らせ 投稿者:あおせ 投稿日: 7月30日(月)23時14分35秒
サイトのアドレスが8月1日より下記に変わります。
http://isweb21.infoseek.co.jp/cinema/aose/
ご無沙汰です、黒猫さま。元気そうな投稿、なんだかほっとした気分です。
昨日 投稿者:黒猫 投稿日: 7月29日(日)22時55分22秒
某銀行のキャッシュコーナーに行ったら何やら聴きなれたメロディが…。
ん?と思ったら何とカノンじゃありませんか〜。
まさかこんな所で耳にするとは思わなかったのでちょっとビックリ。
いや、今更ながらいいメロディだな〜と納得したんですが。
それはそうと思わず家に帰ってから久しぶりに「夢の島少女」見てしまいました。
グリーンスリーブス 投稿者:ふくろう 投稿日: 7月21日(土)01時43分49秒
MARUさん、すごい調査能力ですねえ、感服いたしました。ロビン・アディアにも歴史があったのですねえ。
あるホームページで「グリーン・スリーブス」の歴史について語っていたものがありました。「緑のそで」その色は不倫を象徴するものだとか。メロディーがスタンダードとして広く流布し、新しい歌詞が時代に合わせて作られ販売されていったものらしい。〜の旋律で、というように。メディアによって「聴く音楽」しか知らない僕たちとは違った音楽の楽しみ方(本来の、というべきか)が普通であった時代。楽器の一つもできない僕はただ悲しくなるだけなのでした。
ありがとうございます 投稿者:あおせ 投稿日: 7月19日(木)23時53分26秒
MARUさま、レポートをありがとうございます。
詳細なレポートに驚いています。
それにしても流通するきっかけ、これが1742年、およそ260年前、本当にこの曲は幾世代もの人たちによって歌い継がれてきた宝物なのですね。
レポートその2にありました「移民」という言葉。私はこの「移民」という言葉を聞くと、喜劇王と呼ばれたチャップリンの少し哀しげなまなざしを思い浮かべてしまいます。
確か、チャップリンの両親も移民だったはず。
遠く離れた故郷、彼ら移民達はどんな思いでこのRobin Adairに心を寄せたのでしょ
うか
ところでケルト音楽は不思議に私の琴線を弾きます。ケルト音楽のCDなども時折聴くの
ですが、なんだか、妙に懐かしい。
アイルランドに親戚がいるわけでもなし、私はべたな日本人ですのに。
MARUさまの、聴く曲ではなく自ら弾く曲「音楽の忘れ物」という表現、このレポートのテーマとはまた別の意味で考えさせられるものがありました。
自ら表現することの大切さを、あらためて考え直してみる必要があるのじゃないかと、そんな思いに駆られます。
私はまとまった文章を書くのが苦手なので、連想するなんだかとりとめのないことを書き綴ってしまいました。ごめんなさい。
MARUさま、RAにはさまざまなアレンジがあるとのこと、クラシックギターにアレンジした楽譜もあるのでしょうか。
埃のうずたかく積もったギター・ケース、数年ぶりに、ぼそぼそと弾いてみたい気分です。
Robin Adair その2 投稿者:MARU 投稿日: 7月18日(水)23時23分46秒
この19世紀、アイルランドやスコットランドからたくさんの移民が彼らの故郷の調べを心の友としてアメリカへと渡りました。RAも同じようにアメリカに渡ったのでしょう。アメリカでの出版物にも登場するようになります。1858年に出版の「The Masonic Harp」という、フリーメーソンの儀式や社交に用いる歌をおさめた本には、402の詩とそのうちの106の旋律が出ていますが、「アニーローリー」とともにRAもあります。また1870年代、米国南北戦争当時、第9歩兵連隊で流行したとの記録もあります。
当時は米国で人気作曲家だったらしいSeptimus Winner(1827-1902)がバイオリンとピアノのために編曲して「Robin Adair (Irish tune Eileen Aroon)」として出版しているのをはじめ、数々の編曲が出版されたようです。
米国議会図書館のMusic for the Nation: American Sheet Music,に保管されている1870-1885の間の楽譜をHPで見ることができますが、ここにはRAのさまざまなアレンジを見ることができます。「アニーローリー」や「庭の千草」と同様に流行していたことがうかがえます。ここでは、RAの原曲をスコットランドあるいはアイルランドとする2通りの記述ですが、詩はたいていKeppelのものです。これらの楽譜は「良家の子女」の家庭内音楽向けだったのでしょうか。アップライト・ピアノが家庭に普及した時期のようです。第一次世界大戦の終わった1919年に、シカゴのThe Cable Companyというピアノ会社が出版した「101のベストソング」(というタイトルなのに何故か102曲収録の楽譜集)にもRAが収録されていますが、ここではあの「マイボニー」も登場しています。
また同じく1919年にニュージーランドで最初のラジオ放送がDunedinで始まった時のオープニングとなる第一声は、開設者の恋人の歌うRAでした。このように、英語文化圏世界で広く親しまれていたのがわかります。
ドイツではヒトラーが政権を獲得する5年前の1928年、ワイマール共和国時代の良き時代には、ドイツ学生歌集(Kommersbuch)が出版されていますが、ここにも約500曲の中のひとつにRAが見出されます。アイルランドの曲と記されていますが、詩はドイツ語ですが内容はKeppelのとも他のとも違います。
このように今世紀初頭までに出版された楽譜を媒体に、ロビン・アディアは流行していったことがわかります。ところが、第二次世界大戦後は、音楽の流通の主力は放送やレコードなどの録音媒体に移行します。このあたりがRAが現在マイナーな曲になってしまった理由があるように思われます。RAは、聴く曲でなく自ら弾く曲だったのではないでしょうか?
現代の「音楽の忘れ物」なのでしょう。
Robin Adairレポート その1 投稿者:MARU 投稿日: 7月18日(水)23時22分44秒
Robin Adair といわれる曲の旋律のオリジナルはアイルランドのケルト民謡だったようです。このアイルランド民謡が、あるきっかけでロンドンの「流行歌」になり楽譜として出版され、その後広く「流通」していくことになります。その最初のきっかけは1742年8月3日 Londonの劇場で上演された Charles Coffey作の「The Beggar's Wedding(乞食の結婚)」で女優のKitty Cliveがゲール語で唄ったことです。これは「Aileen Aroon」という曲名ですぐに歌詞付の楽譜が出版されます。その後、18世紀後半に類似出版や別の歌詞によるものが続々とロンドンやダブリンで出版されることになりました。[注:Kitty Clive (1711 ? 1785)英国の喜劇大女優。アイルランド人の法律家を父に、おそらくLondonで生れる。LondonのDrury Lane Theatreで活躍。歌でも一世を風靡。ヘンデルが絶賛。Samuel Johnsonが友人にいる。]
別の歌詞によるもので『ロビン・アディア』"Robin Adair"(以下RA)として知られる詩はLady Caroline Keppel (1735-?)が、アイルランド人の"Robin" Robert Adairと結婚する前、おそらく1750 から 1760の間に書いたものです。そして、この詩のものが最も広まることになります。
また、'Auld Lang Syne'(蛍の光)で知られる詩人のRobert Burns (1759?1796)もPhillis The Fairという詩をこの旋律につけて1793に出版しています。出版後にBurnsは、「この旋律で母がゲール語で歌うのを聴いたことがある。」というハイランド地方のスコットランド人に会っています。ゲール語とはスコットランドやアイルランドのケルト語です。
小説家のJane Austen (1775 - 1817)が1814-1815に書いた長編小説Emmaには「彼女は今RAを弾いている、彼のお気に入り。」との描写があります。英国での当時の流行が推測されます。
一方、19世紀初頭にヨーロッパではアイルランド、スコットランド音楽がちょっとしたブームになっていました。ベートーベンもそれらの曲を収集・編曲した曲集をいくつか出版しています。RAの旋律が「諸国の12の歌(WoO157)」(1814〜5)の7曲目に「Since all thy vows, false maid, are blown to air(お前の全ての誓いが、偽り女よ、空に吹き去る)」として登場します。これは演奏が素人には難しい編曲で、楽譜販売の客層である市民にはあまり売れなかったとか。また、イタリアのマウロ・ジュリアーニ(Mauro Giuliani) は1823にSei Arie Nazionali Irlandesi variate Op. 125(Six Irish national airs)という曲集を出版していますが、そこに「庭の千草」(The Last Rose of Summer)や「故郷の空」(Coming Through-The Rye)などとともにRAもあります。さらに、この旋律はオペラに登場しました。1825にパリで初演されたFrancois-Adrien Boieldieu (1775-1834)作曲の喜歌劇La Dame Blanche(白い女)の前奏曲、第一幕、第三幕にてRAの旋律が使われています。このオペラは大成功をおさめヨーロッパ各国で上演されました。スコットランドの古城を舞台とした劇です。
国際版?国内版? 投稿者:リトルリバー 投稿日: 7月15日(日)01時24分19秒
1996年4月にNHK−BSで放送された「四季・ユートピアノ」は見ていないのですが、これは国際版だったのでしょうか、国内版だったのでしょうか。このHPの解説では放送時間は20:00〜21:40になっていますが。
「四季」の放送時間 投稿者:げんまろ 投稿日: 7月13日(金)00時05分20秒
「四季」の1985年3月20日放送を録画したテープで調べたところ、開始からエンドタイトル終了までで、99分45秒でしたので100分版で間違いないです(あおせさま−お送りしたのはこのテープのダビングです)。字幕はありませんが…。
??様 投稿者:想 投稿日: 7月11日(水)22時29分07秒
80年11月2日の再放送はビデオに保存しているのですが、ベータビデオのため再生できず、確認できません。
もしかしたら90分版かもしれませんね。番組表の中では、2時間枠で、その中に旅番組とニュースが入っているので、その放送時間が何分かが判定の分かれ目です。90分放送して、残りの30分を旅20分ニュース10分の配分だったかもしれないし。そのへんは確認できません。
?? 投稿者:?? 投稿日: 7月11日(水)18時24分56秒
1980年11月2日放送のは「100分版の国内版」ということなのですか?
Re:放送時間 投稿者:リトルリバー 投稿日: 7月10日(火)00時34分58秒
想さま、ありがとうございます。調べる手間が省けました。そうすると、国際版は1985年に放送されたのですね。池田博明さんのBBSによると、1980年9月に国際版の放映が決まったとありますが、実現したのは5年もたってからだったのですね。
「四季」の放送時間 投稿者:想 投稿日: 7月 9日(月)12時13分22秒
1980年11月2日放送は16時〜18時。ただし、番組終了後にミニ番組とニュースが入っているので16時〜17時50分前後と考えると100分版だと思われます。
1981年3月21日放送は22時30分〜0時。これは90分版。
1985年3月20日放送は23時25分〜25時10分。100分版。
以上、あくまで新聞ラテ版をもとにした推理ですが。
追加説明 投稿者:リトルリバー 投稿日: 7月 9日(月)01時15分08秒
1985年3月20日の再放送の時の広瀬さんというのは、広瀬アナウンサーのことです。
この時は番組自体が105分、解説が5分なので、国際版の放映だったと思います。
機会があれば、僕も放送終了時間を調べてみます。
「アンダルシアの虹」ですが、1984年3月24日にNHK番組を見る会で上映されたのは、
81分30秒の字幕なしの海外版でした。つまりスペイン語のセリフの場面でも字幕がなかった
のですが、字幕なしでも十分に伝わってきました。上映後の佐々木さんの話によると、
海外版の方がはるかに出来はいいし、音もよく録れているということでした。
申し訳ありません 投稿者:あおせ 投稿日: 7月 8日(日)22時09分18秒
あと・・・、サイトにアップしていない資料は、ピッコロ・フューメ主催の上映会。この上映会で。配られたものだったのか、それとも販売だったか、記憶が曖昧ですが、その冊子が二種類。池田さんの文章や、佐々木昭一郎氏の一問一答などがあります。
ということで、リトルリバーさま、ガンテさま、
サイトに載せている以上のことは、例えばドラマの終了時間など、私にはわかりません。
申し訳ありません。
あぁ、でも、そういえば、『アンダルシアの虹』も国内版と国際版では5分の差があったはず。
気にし出すと、なんだかやたらと気になって仕方がないですね。
コストダウンさま、『婦人画報』、書店で立ち読みしようとしたのですが、見あたらず。クレモナと言えば、先日、クレモナでバイオリンの制作をされている方のサイトとリンクさせていただきました。この方も佐々木昭一郎作品には関心を持っておられるようですよ。
MARUさま、是非、レポートをお願いします。楽しみにしていますよ。源流にケルト音楽があるというのは、興味深いですね。ケルト音楽も妙に懐かしいような切ないような、なんだか、心の琴線に触れるものがありますね。
上昇音階・下降音階 投稿者:MARU 投稿日: 7月 8日(日)21時14分09秒
上昇音階・下降音階について、何週か前のN響アワーでテーマになっていました。上昇音階は高揚感を下降音階は落着きをもたらす。上昇音階は上昇に心理的エネルギーが必要なので途中に「踊り場」がほしくなるけど、下降は一気に、などと池辺晋一郎氏が言ってました。そう言えば、「夢の島少女」パッヘルベルの“カノン”のオーケストレーションは池辺氏でしたね。
「夢の島少女」で使われていたアイリッシュハープの旋律についていろいろわかってきました。英米独仏やニュージーランドのサイトで調べました。Robin Adair でYAHOO UK 等を検索すれば、たくさん出てきます。楽譜もありますし、演奏(MP3)をダウンロード(ただで)できるものもいくつかありました。もともとはアイルランドかスコットランドのケルト音楽だったものが、18世紀にロンドンの音楽シーンに「ロビン・アディア」として登場。以降、ヨーロッパやアメリカに伝わりました。特に南北戦争から第一次世界大戦まではかなり「アニーローリー」同様に米国ではポピュラーだったようです。その後は消えたわけでは無いけれどスタンダードナンバーの地位を保てなかったのかレコードやCDに民謡として取り上げられることが少ないようです。。有名なイギリス民謡は、たくさん日本に入ってきて日本語の歌詞付きで広まったけど、この曲はなぜかその運命をたどらなかった。佐々木昭一郎氏は、どうしてこの旋律を知ったのだろう。佐々木さんに近い人がいたら聞いてもらいたいです。
「ロビン・アディア」調査レポートはちょっと長いのですが、完成したら掲示板にのせてもいいですか?あおせさま。
国際版と国内版 投稿者:リトルリバー 投稿日: 7月 8日(日)20時01分35秒
10分というとけっこう長いので、いろいろカットされているんじゃないかと思いますが、僕もどう違うのかよくわかりません。
ちなみに映像カルチャーホールで1984年3月に上映された「四季・ユートピアノ」は90分の国内版、6月の時は英語字幕のある100分の国際版、NHK番組を見る会で1984年10月10日に上映されたのは、90分だけどTV放映版とは違うバージョンです。これは佐々木さんの説明によると、上司に見せるために編集したTV放映の一歩前の版で、中尾さんのナレーターもこの後に入れ直してもらって、TV放映したそうで、若干違っています。例えば「秋、仕事が少なくなった。」の後に「黒塗りの車が来た」というセリフがあるし、ミスター・ベルの家の前で「I am a piano tuner.…I would like to fix a piano,sir」の後に「I'm not violinist.…」というセリフが加わっているという珍しいバージョンでした。発売されたビデオは100分の国際版です。
ところであおせさん、このHPの「四季・ユートピアノ」の解説に放送日と放送開始時間は書いてありますが、放送終了時間はわからないでしょうか。それがわかれば放送したのが国内版か国際版か推理できると思うのですが。僕のメモでは1985年3月20日の再放送は23時25分〜25時10分となっています。はじめの5分に広瀬さんと評論家の佐怒賀さんの話があり、エミー賞授賞式の模様が映りました。
国際版とビデオ版 投稿者:ガンテ 投稿日: 7月 6日(金)02時09分45秒
あおせさま、レスありがとうございます。
おそらく国際版でも全体の印象は変わらないのでしょうね。
ところで、先ほどHPのビデオのパッケージを良く観ると
パッケージの背のところに「COLOR 100分」の文字が…
婦人画報に「楽器の故郷、北伊の旅」 投稿者:コストダウン 投稿日: 7月 3日(火)22時16分17秒
勤め先のおばさんの取っている「婦人画報」に「楽器の故郷、北伊の旅」なんて見出しが。
クレモナかなあ。本屋で見てみて下さい。私は忙しくて、とてもとても立ち読みもできない。
月末を 投稿者:あおせ 投稿日: 7月 3日(火)00時12分41秒
月末を乗り越え、ちょっと一息つく今日です。
コストダウンさま、お久しぶりです。あおせは音楽的素養の寂しい人ですので、そのへんの含蓄、承りたいですね。音階や和音のこと、それに日本の民謡との関連性があったりすれば面白いかもしれませんね。
ガンテさま、スタードームいらっしゃったんですね。あぁ、私も思いきって新幹線代往復3万円強を費やして・・・。うーん、中尾幸世さんご本人がいらっしゃるのなら思い切ってと思うのだけれど。
中尾幸世さんの声は、本当に不思議です。Bellのインタビューで響きというものを重視しているといったことがあったと記憶していますが・・・、サイトにBellの記事も載せていますので間のあるときにでもご覧くださいませ。
そう、ガンテさま、池田さまのサイトにある掲示板、見ましたよ。
あおせは学生時代、京都で開催された上映会にて国際版を見ています。あぁ、でも何処が違ったっけ・・・
掲示板の過去ログ、先月分までまとめまして、「幸世的空間考」に追加しました。その他、リンク先をいくつか増やしています。
スタードームへ 投稿者:ガンテ 投稿日: 7月 1日(日)23時56分41秒
皆様こんにちは、ガンテと申します、2度目の登場となりました。
「スタードーム」と「放送ライブラリー」に行ってきましたので
簡単に報告させていただきます。今回は「スタードーム編」です。
新幹線を降りて、新宿から多摩センター駅へ向かう途中にふと不安になる
「セリフが少なかったらどうしよう」「声だけでもいいのか?」
そんな事を考えながらもスタードームへ到着しました。
実はプラネタリュウム初体験で色々と驚かされました
「シートがリクライニングする!」「上映中には出られない!」とか…
そして前半の「星空散歩」(これもおもしろかったですよ)が終わり
いよいよ「このすばらしき世界」がはじまりました、
あの「声」が星空をバックに響きわたります(セリフは多いです)
星空の一角のスクリーンで物語がスタートします、カッコイイです。
少し哲学、少し科学、けれどもおとぎ話のような不思議な物語で
映像的には普通のアニメのような映像を想像していたのですが、
時には「紙芝居」、時には「映画」、そして「プラネタリュウム」
ファンタジックな世界が星空に繰り広げられます。
音響が物凄く良いので「声」だけでもかなり良かったです。
(個人的には「声」が「映像」に勝っているような印象でした)
中尾様の御声はとても不思議です、涼やかでいて暖かくて…
(どう表現すれば良いのか判りません)
ラジオドラマでも素敵だったでしょう、聞いていないのが悔やまれます
今後「朗読」等のイベントがあればぜひ馳せ参じたいと思います。
それではまた…