微音作成日誌
2001年10月1日から2001年10月31日まで
思いつき・ユートピアノ 投稿者:buki 投稿日:10月31日(水)18時33分54秒
A子:音叉 ならば
すべての金属は火の洗礼を受け誕生するのが必然。
戦火か、燃える学舎か、
「火をふたつ書きます」・・・・榮子
四季とは巡り巡るもの、ある意味相生相克する癒しの旅か
反響その1 投稿者:ギルバルス 投稿日:10月31日(水)14時25分45秒
1980年放映の暫く前、番組が制作された記事を新聞で読んだ記憶があります。「佐々木昭一郎」「四季・ユートピアノ」「映像詩」等という単語とともにあるワンシーンが写真入りで紹介されていました。なにか気になり、観なければという思いで観ました。受験を間近に控える当時高校三年生だった僕にとって、多分初めて「心の琴線」に触れる思いがした番組だったのです。
今回は、21年振りの再会となり感激一杯でまだ内容をうまく考察できていません。ただ、高校3年生時分の感慨をいまだ持ち得ていたことは、良かったと思っています。
今、作品の分析まではいかなくともより深く知るために、気になるシーンや台詞、背景、表情などの断片をつなぎ合わせて全体を考えようとしていました。そこに今日、友達からテレビを観た感想のメールが届きました。簡潔かつ的確、非常に納得させられた一文で、枝葉ばかりを捉えて考えようとしていた自分を反省してしまいました。参考まで、次に紹介します。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
テレビ見ました。
主役の中尾さん以外は皆素人を起用しているのでしょうか。演技力がどうのと言うより先に、全編がドキュメント風なところからそういう印象を持ちました。
音を通じて世界を認識したり自分や他人の人生の意味を捉えたりするというのは、別に新しい手法ではないけれど、そうする人物が音を操る音楽家でも音を受け取る聴衆でもなく、ピアノの調律師だという点が主人公のあり方を規定している、また、規制しているように感じました。彼女の名前がA子、つまり、音合わせの基準のA音、となっているところからすると、制作者もそれを意図していたのでしょう。
彼女は音の体系の秩序それ自体だから、つまり音の尺度のようなものだから、彼女自身は常に自己一体的でしかあり得ず、狂うことはもちろん、自分との間で深く調和することもできない。つまり彼女は幸せにも不幸にもなれない。汚れることも浄化されることもできない。
また、彼女の周囲で何が起こっても、そしてそれが彼女との関係において起こっても、彼女は決して巻き込まれることがない。いちばん分かりやすい例は、C音の音叉を持っていた人の死でしょう。CはAとの関係で存在し得るので、それとの正しい関係を外れると自分を失うこととなるが、そうなったからといってAの音は何も失うものがない。たしかあのとき死んだ女性のおばあさんが「A子さんは悲しまなくてもいいのです」とか言っていたと思います。
A子にできるのは、おじいさんに馬を買ってあげたり、小学校にピアノを運んだり、不均衡をあがない調和を回復することだけ。そのたびに不幸になったり幸せになったりするのは、その不均衡に苦しんでいたり、それが償われるのを身をもって体験したりする人、あるいは小学校の方で彼女の方ではない。
さて、ではどちらがユートピア(ノ)にいるのでしょうか? 幸せや不幸になれる人か、それとも、そうはなれないけれどそうさせてやれる人か? ピアノか音叉か?
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
以上です。
最後にお尋ねします。駅でA子とI子が別れるとき、A子がI子に「聴いてもらいたい音がある」と言った後、I子が答えた台詞が聞き取れなかったのです。誰か教えてください。
深読み? 投稿者:ゆか 投稿日:10月31日(水)02時02分17秒
前に、漫画家の浦沢直樹氏の「20世紀少年」にオッチョやケンヂという佐々木作品を
連想させる名前が出てきているというかきこみがありましたが、
今週発売のスピリッツの巻末にある「再放送して欲しい番組は?」という問いに
浦沢氏は「NHK少年ドラマシリーズ」と答えていました。
佐々木作品を見ていた可能性が高いと思いませんか??
四季ユ関連「宮さんのピアノ調律史」 投稿者:buki 投稿日:10月31日(水)00時51分32秒
ガンテさんありがとうございました。了解しました。
上記の本ですが、確か私のときはbk1でみつからず、でもAmazonで買えたのです..
ちなみに発行は(株)東京音楽社(渋谷区桜丘.)ですが、手元の本はカバーにシールが貼ってあって、そこに
(株)ショパン 扱 (目黒区中目黒....略)
とあります。どういうことだかは? 御参考まで
それ面白いアイデアじゃないですか 投稿者:あおせ 投稿日:10月31日(水)00時29分44秒
クロカワさま、NHKの取材、これ実現すれば面白いですよ。
「NHKアーカイブス」か、近くのNHK宛に今回の佐々木昭一郎作品の上映は「NHKアーカイブス」がきっかけになって生まれたのですと、これは実際そうなんですし、なんら間違ったことは言っていない、その上で是非、取材に来て欲しい、私たちの声を伝えて欲しい、この熱意をたくさんの人達に伝えて欲しいと伝えれば「みなさまのNHK」、つまりは「私たちのNHK」は動いてくれるんじゃないでしょうか。そういえば、京都で上映会を開催されたピッコロ・ヒューメのnoriさんも、当時、NHK京都放送局と密にやりとりされていたとか聴いていますよ。
虚妄の風景。ふくろうさまへ。 投稿者:角田博英 投稿日:10月31日(水)00時22分38秒
ふくろうさまのおっしゃりたい事、また別種の歯ごたえのあるご意見だと思います。嬉しいですねぇ。睡眠不足もなんのその。また書き込みしたくなりました。『四季・ユートピアノ』の時代背景の描写が釈然としない点については、私も長いこと悩んでいました。
ところが『さすらい』を見たことと、60年代当時の新聞を少しの期間読み続けた体験で、もやもやと自分の意見が固まってまいりました。出来るだけコンパクトにまとめますので、よかったらお読みください。
最近わたしは60年代についての見方が変わりました。当時の新聞記事で、岩手県の奥地についての衝撃的な記事を見たのです。小学生の弁当箱の中身が、箱いっぱいの雑穀の中にスプーンが埋まっているだけ。オカズなしというものだったのです。多少ヤラセっぽいのかも知れませんが、当時は中央と地方の格差が深刻なものだったのではないでしょうか。
この後「高度経済成長」が興り、日本には現在のようにどこでも物質的に均質な社会がうまれたのでしょう。深刻な格差を解消するための、経済政策主導のビッグバン≠フような現象が、当時おきつつあったのではないでしょうか。当時の重大な問題は、急激に経済規模が膨れ上がったために、激変する社会の「軋み」のようなものだったのではないでしょうか。
ユースカルチャーや学生騒乱のことや、オルタナティブな演劇や映画、美術のことについては、意見がかたまっていません。
忘れられた佐々木氏のラジオドラマ『白鷺の飛ぶ日に…』は、山村で、都会から戻らない母親をまっている少女(吉永小百合!)を主人公に据えた、ストレートに社会的な題材が出てくるようです。佐々木氏は、この激動の時代を真剣に過ごしていたように感じます。少年少女の視点をずっと作品にすえているのがポイントです。
『さすらい』の中に香具師たちがぞろぞろ登場する場面があります。バーの従業員たちの昼間の様子を撮影したシーンがあります。これらを見て、目が開かれる思いがしたのです…が、今日はここまで。また後日続けたいと思います。それではまた。
ありがとうございます 投稿者:クロカワ 投稿日:10月30日(火)23時38分19秒
ああ、うれしい。そんなに皆さん今日買ってくださったなんて。
まてぃあさん、わざわざベルブまで行ってくださって感激です!
きっと、公民館でチケットを買った人第一号と思われます。
公務員の方々もササキショウイチロウってすごい人かも、と
おくればせながら思っているのではないでしょうか。
各地からすこしずつ、佐々木、中尾ファンの熱気が伝わってくるようで
力がみなぎってきます。
いい上映会にしますね!
あ〜NHKが取材に来てくれないかな。
チケット購入 投稿者:まてぃあ 投稿日:10月30日(火)19時20分23秒
ふと気がつくと近くにコンビニは数あれど、ローソンがない・・・
マイカル倒産の影響でチケットぴあも消滅・・・
え〜いしょうがない!とベルブホールまで行って購入。
係のオバサマに「『夢の島の少女』ですね。」といわれて返事に詰まったわたくしでした。
あとは、11月25日のスケジュール調整のみ。ああ、これが一番やっかい・・・
パンフには参考上映ありとなっていましたが、なにが見られるんでしょう?
楽しみです!
>黒川さま、
あと少しです。素晴らしい上映会になりますようお祈りいたします。
がんばって!
11/25が楽しみ 投稿者:LEO 投稿日:10月30日(火)18時47分44秒
映画祭のチケット・・・
あおせさんの「そーるどあうと」の言葉に昨夜はなかなか寝つけませんでしたが、
ローソンで発売開始とともに手にすることが出来ました!
あとはどうやって多摩まで行くかですね。
さ、計画たてよっと。
伏線というか・・・ 投稿者:おおにし 投稿日:10月30日(火)13時52分37秒
さまざまな音や映像が、ポリフォニーのように響きあっているというか・・・
ビデオを見返す時間がとれないので、おぼろげな記憶を反芻して(笑い)楽しんでいます。
(というか、楽しめるドラマですね)
A子とI子は、やはり鏡像のような----たとえば、イ短調とハ長調とような ----関係でしょうか。
時計を燃やす意味も、あれこれ考えると興味深いです。
そういえば、第九の合唱の歌詞も、苦悩を越えて喜びにいたる、みたいな内容でしたね。
ケンちゃんのカメラが壊されるシーン、ラムネ瓶を割るシーンと対応?
あそこで登場する幼い男女の子供は、A子と兄のイメージ?
チケット 投稿者:みどやん 投稿日:10月30日(火)12時14分53秒
シネマフォーラムのチケット,取れました.
とても楽しみにしています.
それから,たのみこむにも賛同しておきました.
いらっしゃいます! 投稿者:ガンテ 投稿日:10月30日(火)03時32分06秒
「すげこま」に似ていると言われた事のあるガンテです(光栄だ!)
「GOD SAVE THE すげこまくん!」4巻確認しました。
気がつかなかった!たしかに「夢の島少女」にインスパイアされた
ストーリイかもしれない。ってゆうかバッチリ「夢の島少女」って
書いてあるではないか!ストーリイを紹介したいと思ったのですが
とても複雑とゆうかアレなので、皆様どこかで読んでください。
少し前アマゾンコムに「宮さんのピアノ調律史」を注文しましたが
「現在入手できないことが判明いたしました」とのメールが来てし
まい、検索のリストからも消えてしまいました。
(ビデオのリストでは「四季・ユートピアノ」が在庫切れとなって
います)以前アマゾンコムで購入できた方がいらっしゃったはず?
タッチの差で入手できなかった…
実に世の中は広いです 投稿者:buki 投稿日:10月30日(火)02時05分09秒
なんか見て来たものの話ばっかりで恐縮なんですが、
漫画家・永野のりこと「夢の島少女」との関わりも
(SFや少女漫画等々の様式を踏襲したアレな破天荒さの中に、
ストイックな暗さや純真を描ける作家ですよね。この人の線はいいです)
「SFオンライン 」 http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/
バックナンバ第8号所収のインタビュー「SFまんが道」by水玉螢之丞
第一回「永野のりこ」篇 「信じてた未来」をくつがえされたイメージとして
「夢の島少女」のラストが強烈に残っていると語る
永野のりこFanのサイト「Web電波の友 電友オンライン」 http://homepage2.nifty.com/dentomo/
で「夢の島-」評、どうやら漫画の中に--的なシーンがあるらしく.....
誰か永野女史の「GOD SAVE THE すげこまくん!」第4巻を確認できる方いらっしゃいます?
ああ寝なきゃ。
そうです、明日です。 投稿者:クロカワ 投稿日:10月30日(火)00時32分12秒
あおせさん、ありがとうございます。
私も忘れてました。すみません。都内にお住まいの方はもうすぐ映画館で
チラシを目にすることもあると思います。(今、作ってます!)
地方でお求めの方、11月25日ベルブホールです。同じ映画祭で別な会場も
あるので、お確かめの上お買い求めください。前売り券は1200円で
2(3?)本見れるのでお得ですよ。以上お知らせでした。
ところで、bukiさん、私も最近気がついてその某掲示板見たところです!
すごい量で全部見るの大変ですよね。
でも、私も同じところで笑っちゃいました。
本当に世の中は広いです 投稿者:あきら 投稿日:10月30日(火)00時17分52秒
bukiさま、すいません。こんな題名で。だって今すごい事があって、いや、別にすごくはないんですけど。今さっき風呂から出て、ぼーっとしてたら、テーブルの上に「小説新潮」の10月号があって何気なくみてたら、しりあがり寿さんていう漫画家が、夢の島少女のこと書いてるの。えーっていってしまった。
こういうのって運命的な偶然なんですか。僕はそう思います。
世の中は広いです 投稿者:buki 投稿日:10月29日(月)22時01分30秒
検索をした、某巨大掲示板群(バレバレか)のNHK板で「夢の島少女」放映時の過去ログ※
を見つけた。(知りませんでしたが、NHKアーカイブススレッドでは毎週放映と同時進行で
書き込まれているようです)いろんな意味でえらい盛り上がりで、微音空間も紹介され、
やはり庵野氏への影響を指摘する人も。佐々木ファンているんだなーと思いつつ、
だーーっと眺めてきました。
サイト内の他の掲示板でも盛り上がっていたらしく、つい笑ってしまったコメント↓
>反響轟々、しかもほとんど絶賛。2chとは思えん(ワラ
裏の意味を読んでいただけば、いろんなレスがついている事がおわかりでしょう
ここに書いていいものかどうか迷いましたが、作品をとりまく状況ということで、お知らせまで。
※ NHKアーカイブススレ!弐の段 の途中から
こんにちは。 投稿者:LEO 投稿日:10月29日(月)20時01分40秒
やっぱり「ユートピアノ」のビデオを入手するのは大変そうですね。
私の地元には中古ビデオ屋さんがほとんどないので、ますます前途多難です。
でもこのサイトでビデオのパッケージや新聞記事を見てからというもの、
作品に対する想いは強くなる一方です。
ぜひ、なんとかして作品を観たいですね。もちろん、他の作品もです!
多摩である映画祭にはぜひ行きたいです。
かなり遠方ですが・・・がんばります!
ごめんなさい、ちょぃと 投稿者:あおせ 投稿日:10月29日(月)19時01分50秒
念のために再度、ご案内致します。
映画祭 第11回TAMA CINEMA FORUM、チケット発売は30日、明日でございます。
果たして30日そーるどあうとになるのか、それとも当日券ありマスになるのか、あおせには全く見当がつきません。いらっしゃる方は是非、明日30日にチケットをお買い求めくださいませ。
ここに私達がいます! 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月29日(月)16時33分29秒
>彼女が前に進む手がかりになったのは音叉や楽器だったと思います。バレエの練習で何かの気配を感じたときに、栄子はハーモニカを吹いていましたよね。
思い出しました。I子の死を「音で供養した」と、榮子が言ってましたね。
さまざまな音が、ドラマのヒントになっていることは、容易に解るのに・・・。
本当に私の頭は「なまくら」でした。
ドラマの音だけを通勤の車中で聞いてみよう。いろいろな小物が、どの場面で出てくるのか。
散文のような映像が、実は計算し尽くされたぎりぎりの産物であったことを皆さんの力で解き明かしていけたら・・・。(僕は本当に20年間ただ中尾さんを見ていた)
榮子は、海岸でラムネのビンを割って(なかなか思い切ったことをする。夢の島でもケンは牛乳瓶を割るけれど)かけらを画帳にはさんで走っていきます。あのかけらの数が今気になっています。あれは、3つでしょうか。4つでしょうか。兄、母、父、(榮子)。バレーのトーシューズのガラスのかけらが、意味するものは・・・?。
画帳のかけらが転がって、トーシューズに入ったとか言わないでね。(ちゃかしちゃいけないね)
すべての伏線が明らかになった時、佐々木氏は、何かカキコしてくださるのかなあ。
ここに「あおせさん」がいますよ!ここに「角田さん」がいますよ!ここに私達がいますよ!
四十にもなって少し恥ずかしいなあ、でも投稿します。(ちゃかさないでね)
より深く 投稿者:あおせ 投稿日:10月29日(月)12時29分22秒
『四季・ユートピアノ』など一連の作品をより深く理解していく、いえ、理解という表現よりも、「受け入れていく」という表現の方が適切かも知れません。
一連の作品をより深く受け入れていくことによって、より深く、そして新たな感動を私たちが得ることができるのではないかなと思うのです。
そういう意味で一連の角田さんの書き込み、そしてそれに呼応した書き込みは興味深いものだなと思います。
>この作品の宇宙のなかでは、わたしは、「鈴」は混沌とした暗い怨霊≠フ世界、「音叉や楽器」は、秩序だった明るい理性の世界をシンボライズしていると考えます。
この音叉の役割は例えば『川の流れはバイオリンの音』で栄子が男に追われるシーン。実はこれが栄子が落とした音叉を届けてあげようという青年だった、そして、このことが、きっかけとなり好もしい展開を産み出すことになる、このことからも音叉の役割が『川の流れはバイオリンの音』にも継続しているのだろうなと思うわけです。
みどやんさま
みどやんさまの作品により呼び起こされた心象風景、なんだか素敵な情景のようですね。興味あります。
そして心象風景ということを考えるのなら、例えば栄子に出会った人達の心象風景、あるいはドラマもあると思うのです。「自転車とロバ」の関係と関連するかも知れませんが、ホアンと栄子の出会い、そして、それにかかわる自転車の存在。
実際、『アンダルシアの虹』をご覧になった人は、言葉としては表現できなくても、その自転車にまつわる栄子とホアンの隠れたドラマになんらかの明示できない感動を感じていたのではないか、そしてそのことがより深い感動を呼び起こすのではないかなと思うのです。
音さがし 投稿者:みどやん 投稿日:10月29日(月)05時55分39秒
作品の陰に隠されているものって一体なんだろう.そう思いながら見ていますが,どうしても私は,作品を観て,聞いているときの自分の心象風景をスタート地点にしてしまうんです.だからあまり分析的に考えられないんですが・・
私が幼かったころ,ピアノに向かって,きらきらする響きを探すのが大好きでした.
その作業の世界が,どうしても川シリーズやユートピアノに重なるんです.
いまだに,すてきな音たちを発見すると,どこまでも飛んでいけるような気がします.
えいこのように音と向き合い,自分の音を見つけたい.
・・自分の世界に浸ってしまいました!
夏みかんの村 投稿者:角田博英 投稿日:10月28日(日)23時58分20秒
宮田さんや、ウェブマスターのあおせさん、まてぃあオバサンばかりでなく、おおにしさん、bikiさんにも書き込みのなかで触れていただいたようですね。おざなりな挨拶で大変失礼いたしました。
おそらく気障で誇り高い佐々木さんの「ディープ・ロマンチシズム」にならって、わたしもちょっと気障に言ってみたいと思います。
わたしは「知りえたことは書き残さなければならない」とずっと考えてきた人間です。中尾幸世さんや佐々木昭一郎氏その他のみなさんの「利益」のために、いろんな事を、少しでも説得力を持つように仕上げるのが「仕事」のひとつと考えたいですね。
あいにくわたしは社交性に恵まれず偏見に囚われており怠け者で、みなさんのサイトに依存させていただいております。
インターネットが現れてよかったです。オンデマンド出版やネット上での配信の考えも、だんだん深化してゆくでしょうから、佐々木作品にとっては機会はだんだん広がることと信じています。
佐々木氏は、なにも何らかの観念を作品の中で語っているのではないと考えます。わたしは「栄子」の存在を信じます。栄子の心の深いヒダヒダをじっくり描き出すためのギリギリの選択として、ああいう表現を発見したのだと思います。
おおにしさんがお書きになっていた『四季・ユートピアノ』の愛子と栄子のエピソードですが、わたしもそこまで考えが及びませんでした。
決して押し付けるつもりは無いのですが、こういう考えは如何でしょうか。話半分で聞いてください。
林檎の村と夏みかんの村。兄弟を亡くしていること。故郷の祖母や祖父。あまりにも対照関係がぴったりしていると思います。
かけがえの無い人たちが、栄子のまわりで事故死していったり、自殺していった。栄子はそれをどう受け止めていったのでしょうか。まるで自分の罪のように思っていたのでしょうか。そういう考えが心のそこにあったとしても、彼女は明るい方に顔を向ける人でしたよね。
彼女が前に進む手がかりになったのは音叉や楽器だったと思います。バレエの練習で何かの気配を感じたときに、栄子はハーモニカを吹いていましたよね。
この作品の宇宙のなかでは、わたしは、「鈴」は混沌とした暗い怨霊≠フ世界、「音叉や楽器」は、秩序だった明るい理性の世界をシンボライズしていると考えます。
調律師になることが、彼女が生きてゆくすべだったのだと思います。調律の仕事を身に付けたからこそ、宮さんの死を、悲しいけれどキチンと受け止められたのではないでしょうか。
愛子の死は、栄子の魂の傷が癒えかけ、辛いことも「諦念」をもって受け止められるようになったことの表現だと思います。
おっしゃるように、愛子は栄子の身代わりというか、パラレル・ワールドでは栄子そのものだったのではないでしょうか。
道は別れてしまった。若くして亡くなってしまった人は、生きている者より濃密な人生を送ったんだ、と考えるより悼む方法はないじゃないですか。
わたしは誇大妄想の気味があるので、こうも言わせてください。
佐々木氏は実の父親を、やはり納得できない形で亡くされているのです。作品に個人的なものが反映されているとか、そんなことはもういいじゃないですか。
とくに『四季…』は、抵抗することも、武器をとることも知らずに、または選ばずに死んでいった人たちへのレクイエムであるはずです。
僕は時代を感じようとするけれど、 投稿者:ふくろう 投稿日:10月28日(日)23時29分15秒
>あきらさん
60年安保の敗北は高度経済成長をもたらし、反安保・反体制の全共闘世代は「モーレツ」な企業戦士となった。70年安保の敗北・大学改革の敗北・連合赤軍の似非左翼奇形的運動体への嫌悪は、反体制という軸ではない文化を生み出した。岡林・水木しげる(貸本屋版「悪魔くん」)・白戸三平は60年代を代表するのかも知れない。ロックは知らないけれどもきっと70年代のアングラ・サイケ・ヒッピー、(少し60年代末期のように記憶してるけど)虚脱と虚無とエネルギーだけが取り残されている、そんな時代に感じています。そうした喧噪の・そのあとの行き所のなさの、若者には何もない時代、しっかりと築いていく人々がいたのでしょうね。佐々木も、中尾さんも。学生運動もなくなった時代の、かといって享楽的な雰囲気が満ちている時代でもなく、虚無的な時代を過ごした、中年です。多分中尾さんと同年代。80年代バブルはどんな文化を生んだのでしょうか?一連の作品がバブルの時代とは信じられませんが。いかに20年前とは言え、裸電球、馬車、は日本の普通の風景ではなくなっていたでしょう。時代も場所もイメージの世界。しかし戦争の色が濃く残る時代。60年代より前まで(半ばまではあったかも)そうだったのだろうなあ、と思いますが。その記憶が佐々木に濃くあるなら、その後の時代の記憶も織り込まれるでしょうね。むしろ戦争以外の時代のイメージは異様なくらい拭われているのが気になります。なぜこうまで無視するか、くだらないと断罪したのかも。
僕が見た時代を勘違いしたのも、そんなところにあったような気がします。
ピアノ工場に榮子が初めて行ったとき、ドアにはすでにA子、I子と書いてあったように思います。でもあの工場にいたのがI子だったのかどうか。あとでよく見てみないと。調律師としてのI子とイメージが繋がらなくて。
おぉ、こんなサイトが、 投稿者:ginger 投稿日:10月28日(日)22時18分44秒
あったのですね。うれしいです。
はじめまして、gingerです。
久しぶりに「川の流れはバイオリンの音」のビデオを見ていて、そういえば中尾さんて
今どうしてるのかな〜、などと検索したら、こちらのサイトを発見しました。
私も川シリーズ大好きで、初めて見た時(随分昔ですね・・・ウン十年前?)、感動で
ぞくぞくしたものでした。「美しいロスマリン」もそれで知りました。当時何度か
NHKに葉書で再放送のリクエストをしたものです。
中尾さんは、ラジオドラマでも、寺山修司の作品を朗読されてたりして、雰囲気のある
声がとても好きでした。
DVDはハードがないので、とりあえず、再放送に期待したいです(苦笑)。
そうか、中古ビデオ屋さんでも発見できる可能性があるのですね、早速さがしにゆく
ことにします(喜)。
今後もたくさんの情報に御期待申し上げます!
神頼み・・・ 投稿者:まてぃあ 投稿日:10月28日(日)22時04分47秒
そんな気がしないでもないですが、たのみ.こむに発案したのは実はワタクシでした。
発案した頃こちらにお知らせしたつもりでしたが、思い違いだったかも・・・
bukiさまに背中を押してもらって、また宣伝に来ました。と思ったら、すでに微音空間のトップページに書いて頂いていた・・・
みなさま、投票よろしくお願いしますね。
>宮田虎彦さま
そうですね。3が日のどこかしらの夕方に再放送されている事が良くありましたね。
「佐々木スペシャル」NHKにメール出しておきます。
そういえば、ただ今世の中は「日本におけるイタリア年」行事が目白押し。
TV番組もイタリア紀行のような特番もあるようで・・・
いまこそ「川の流れはバイオリンの音」を放映するぴったりの時期だと思うんですが・・・
NHKはやる気ないかなぁ?
>角田博英さま
いつも興味深く拝見しております。ほんとに何者なんでしょう?
「自転車」と「ロバ」・・・なんだろう?もう一度見なおしてみましょう。
私は榮子さんのハミングバードの指輪、赤いシャツ、そんな物が気になっているんですが、どんな意味が隠されているのかな。
>あきらさま
70年代の15歳としましては、21世紀の15歳が同じように「あの頃」に感動してくださってうれしく思いますよ。
70年代ロック、「外道」にもご注目下さい。
お正月に向けてリクエストメールを 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月28日(日)17時47分51秒
過去の再放送は、お正月が多いのです。特番が組みやすいのでしょう。あとは3月下旬。
加賀美アナが、川3部作に言及したのですから、このお正月の1、2、3日の夕方は、
皆さんのメール攻勢で、佐々木スペシャルにしましょうよ。
カキコが淋しかったので、賑やかしに書きました。
NHKさんも何となくですが、川3部作なら、やってくれそうな感じがします。
普通の人が、お正月にぼんやり頭で見ていても楽しめる映像ですよね。(あまりに暢気)
Re: タイムカプセルを開ける… 投稿者:buki 投稿日:10月27日(土)23時29分19秒
深いです角田さん。後段のお話、同感です。別格の作品群だと思います。
ジャンルも内容も人に何と説明したらいいのか迷います。
そのうえ入手不可では…
やはりNHKにとっては無数のフィルムの一つに過ぎないのでしょうか、番組宣伝にも淡白かも。さらに今回の遅い放映時間も新しいファン獲得のチャンスを減じたようで口惜しい限りです(NHKさん放映には感謝してます)。
数年に一度あるかないかの深夜の放送と、埼玉の施設に所蔵することで終わったら、
本当にこのままでは社会的に埋没しかねません。危機感。
例えば年末恒例の放映にしてくれたら、余韻を持って次の一年過ごせるのに。
第九とセットなんてふさわしい枠のような気がしますが。
あきらさん ハヤブサオーさん DVD化に御興味は?是非たのみ・コムへ
はじめまして 投稿者:ハヤブサオー 投稿日:10月27日(土)22時29分42秒
先日、寝付けなくて何気なくテレビを付けたらやっていたのが
「四季・ユートピアノ」でした。一目でヒロインの女性に惹きつけられ、
最後まで見てしまいました。むちゃくちゃ眠かったけど、とにかく主演女優の
名前だけでもと思い、最後まで見て中尾幸世さんの名を知り、インターネットで調べたら
このweb pageにたどり着きました。ここ数日の掲示板の書き込みはすごいですね。
やはりあの作品に感銘した方が多かったためではと思います。
どうして彼女は女優の道を歩まなかったんでしょうか。本当に惜しまれます。
また彼女のでる作品を最初からテレビで見てみたいと思います。
このサイトは頻繁におじゃますると思います。これからも情報提供よろしくお願いいたします。
やられた… 投稿者:あきら 投稿日:10月27日(土)19時58分55秒
すごい…。何でこんなにすごい作品が生まれるのですか…?
僕は今15歳ですが、この先、これほどすごい作品を見ることは多分ないと思います。
70年代…。僕はロックも好きなのですが最近、村八分を聴きました。そしたらすごい、すごい!
すごいパワー! その村八分も70年代です。いったい何なんですか!?この時代のパワーは!
5月に初めて夢の島少女を観たときは、凄すぎて、次の日学校で「しってる?」って聞いても友達は全然知らなくて、この「夢の島少女」というのは、なんなんだ!と思いましたが、インターネットがやっとつながって早速検索してみたら、うわーやっぱり凄いんだと思いました。次元が違うんですね。
次のアーカイブス、ロックコンサートのドキュメンタリーこれは観なきゃ。
タイムカプセルを開ける… 投稿者:角田博英 投稿日:10月27日(土)12時56分21秒
うれしいことに宮田さんからちょびっと反響をいただきました。
昔々「記号論」とか「解体批評(?)」とかいうものが日本に紹介されたことがあったのです(もちろん私は本物をかじったことなどありませんよ)。ききかじりのやり方を『四季・ユートピアノ』で試してみたら…と思って、出てくる小道具についていろいろメモをとっていると、この表現は、あの場面とむすびついているんじゃないか。するとこれは…という風に、一応読み解くことが出来るように思えたのです(気づいた時には全身総毛立ちました)。
1987年頃の『放送文化』に投稿したのですが、何の反響も得られず、そのまま原稿もなくしてしまいました(あいにく今に輪をかけて文章が下手でした)。
今回の投稿は、大げさに書いたのですが(音響効果のシンボリズム=jそう言われればそうとも思えるでしょう。私は間違いないと思うんですが、信じていただけましたでしょうか?
佐々木作品には「謎」が多くあると思います。私は「鍵」が必ずあって、読みとる事が出来ると考えます。もちろん作品の最初から最後までではありません。特定のテーマについて限定されたとびとびの場面でそういう表現がされているということです。
このことに気づいた日から、佐々木昭一郎、この人物には畏敬の念の持つようになりました。
考えれば考えるほど、これらは通常のプロダクトからは、かけ離れた水準の作品です。世界のどこにもないような、ひとつの独立した表現のジャンルといってもいいくらいのものです。正確にいえばテレビドラマ≠ナもテレビ映画≠ナも日本映画≠ナも映像詩≠ナもないと考えます。日本の放送文化が、突然変異で生み出した、まったくオリジナルの「なにものか」なのです。
NHKの職員の方は、だから深夜にこっそり放送するようなマネはやめて、胸を張って、鳴り物入りで、最高の時間帯に、数年置きに放送するべきだと思うんですが、どうでしょうか。
つぎは『アンダルシアの虹』の「自転車」と「ロバ」の扱い方に注目してみてください。きっと素晴らしいメッセージが込められているはずです。
感想 投稿者:熊 投稿日:10月27日(土)10時54分39秒
たまにアーカイブスを見ていました。夢の島と四季を見てなにか引き込まれてしまいました。自分は20才の学生でDVDなどの製造には協力できませんがDVDが売ってたらいいのにと思います.
ユートピアノのビデオですが・・・ 投稿者:たなかよしみ 投稿日:10月27日(土)04時13分48秒
僕は、数年前、中古ビデオ屋さんで、レンタル落ちのを買うことが出来ました。中古屋さんで、思わず大声で叫んでしまいましたが。
DVD化の 投稿者:あおせ 投稿日:10月27日(土)01時00分28秒
たのみこむは1月に時かけさまより、「NHKラジオドラマCD化」で教えていただいて以来でした。なるほど、佐々木昭一郎作品DVD化、賛同者9件になりましたね。
ところで、発案者のまーやさんって、まっまさか・・・
http://www.tanomi.com/metoo/
にて「佐々木昭一郎」で検索してくださいませ
DVD化の 投稿者:あおせ 投稿日:10月27日(土)00時58分36秒
たのみこむは1月に時かけさまより、「NHKラジオドラマCD化」で教えていただいて以来でした。なるほど、佐々木昭一郎作品DVD化、賛同者9件になりましたね。
ところで、発案者のまーやさんって、まっまさか・・・
http://www.tanomi.com/metoo/ 「佐々木昭一郎」で検索してくださいませ
もしくはこちらから
http://www.tanomi.com/metoo/rank.htmlcatid=22&start=150&sort=&scope=&target=&category=
はじめまして 投稿者:NANA 投稿日:10月26日(金)22時56分55秒
初めてお邪魔します。先日、「四季・ユートピアノ」を見てからいろいろと検索してたどり着きました。その前に「夢の島少女」の再放送を見て、中尾幸世さんのことが気になっていたのですが、この間偶然にも「四季…」も見ることが出来てものすごく引き込まれてしまいました。
実は、「夢の島少女」は幼い頃に一度TVで見たことがありました。いつ頃だったのか、題名すら良くわからず、ただひたすらその不思議な世界に引き込まれていた記憶があったのですが、最近また再放送を見て、その頃とはまた違った感覚を味わう事ができました。その後、また偶然にも「四季…」を見ることが出来、なんだか不思議な縁を感じてしまいました。
「夢の島少女」が製作された歳が自分の生まれた年というところにも不思議なつながりを感じて、思わず書き込みをしてしまいました。
また遊びにきます。
管理人様へ 投稿者:buki 投稿日:10月26日(金)20時33分45秒
下の書き込み見苦しくしてすみません。閉じタグもちゃんとつけたんですが、反映されませんでした。もし可能ならば適当に修正願います。>管理人様
四季・ユートピアノも たのみ・コム 投稿者:buki 投稿日:10月26日(金)20時24分01秒
今、<a ref="http://www.tanomi.com/metoo/rank.html?catid=22">たのみ・コムで「佐々木昭一郎全作品集ビデオ・DVD化」に投票して来ました(今日知った)。
まだおどろくほど投票数が少ないので、今なら面白いように順位があがると思いますよ。
先日の放映が追い風になれば、と思います
LEOさん 書き切れませんが、ビデオは絶版。ここの掲示板を過去へたぐっていくと色々情報あります。TOPページにも。
いろんな人の意見が飛び合っていろんな発想が生まれますね。 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月26日(金)20時19分09秒
それぞれの川にそれぞれの楽器があるように、それぞれの作品にそれぞれの曲がある。
そしてそれらは、”ドレミファソラシド”を基調とした美しいメロディ。
うまく形容できませんが、ボレロみたいに繰り返しジワジワと脳髄に知らない間に染みてくる。
みどやん様は、音楽にお詳しいですね。もっと何か話してください。(DQみたい!)
>LEO様 アドレスをオープンしないと・・・。
お尋ねしたいのですが・・・。 投稿者:LEO 投稿日:10月26日(金)15時42分41秒
今日、初めて掲示板を拝見いたしました。
先日のNHKアーカイブスで四季ユートピアノを観てとても感動し、
とても言葉では表せない感覚に心底惚れ込んでしまいました。
そして作品についてもっと知りたいと思い、インターネットで情報を探すうちに
ここに辿り着いた次第です。
そこで、皆さんにお尋ねしたいことがあります。
『四季ユートピアノ』をはじめ、一連の作品を何とかして観たいのですが、
それらの映像を観る方法、あるいは入手方法を御存じの方、
情報を教えていただけないでしょうか。
bukiさんの書き込みからはビデオが出ていたようにも思われますが、
もう手に入らないのでしょうか...。
情報をお持ちの方、ぜひよろしくお願い致します。
(無題) 投稿者:buki 投稿日:10月26日(金)13時11分57秒
糸井重里氏の、ほぼ日刊イトイ新聞で新連載「今日のビデオ」というのが始まりました。レンタルビデオ借りる時に皆が知ってるようなのばかりじゃつまらない
「たまにはだまされたと思って借りてもいいと、
お互いに紹介しあおうじゃないの、って企画」
だそうです。メジャーサイトで紹介できるチャーンス!と思って「四季・ユートピアノ」を推薦してみましたが、推薦文が人の目をひくかどうか自信がありません。佐々木作品の認知度を上げたい人、推薦文を五行程度にまとめられる人、行ってみてはいかがでしょう。
ちなみにこの絶版ビデオ、レンタル店で見た人っています?って今頃疑問。
re:I子はA子の分身? 投稿者:おおにし 投稿日:10月26日(金)12時51分24秒
もうひとつ蛇足を・・・
I子の鳩笛の「鳩」は、平和の象徴なのでしょうか。
re:I子はA子の分身? 投稿者:おおにし 投稿日:10月26日(金)12時49分10秒
みのぽんさん、こんにちは。
“I子はA子の分身”というのは、いえると思います。
私も、I子は、A子 の代わりに死んだというか、
I子 =あの年齢で死んだかもしれないA子なのかな?と思います。
物語のあのあたりから、A子は生きることをはっきりと選んだというか、
死の影から遠ざかっていくような気もするし。
いま、ここにこうして生きて夏ミカンを食べているA子と、もう夏ミカンを食べれないI子という対比、
おばあさんの「死ぬべくして死んだんだから」ということば、
「主よ、人の望みの喜びよ」=生きる喜び?
I子の「I」は、愛でしょうか。
C音の音叉の「C」は、おそらく「死」?
(「C音」=「シオン」の娘たち? バッハにも、シオンの何とか、
という曲があるみたいだけど、ここまで考え出すと、もー、わけ分からん)
あのときの季節が、夏(8月?)というのは、
戦争や、原爆などで(若くして)死んでいった人たちを意識しているのかな、
とも思える部分はあります。
戦争は、重要なモチーフのひとつみたいですね。
>それと、私は宮さんの死というものが実はよくわからないんです。
>おおにしさんの‘老人だから’というのがとてもいい答えなのかな。
「四季」というのは、人生の4つの季節(青春、朱夏、白秋、玄冬)も表わしますから、
宮さんの死は、たぶん、素直というか、自然な死なのでしょうか。
ところで、A子のエイが、栄ではなく「火をふたつ書きます」のほうの榮であるのは、
火事のモチーフと呼応しあっていますね。
結局のところ、タイトルの元の言葉になっている『ユートピア』を描きたかったのかなあ。
いずれにしても、いろいろ深読みもできて面白いドラマです。
音楽について 投稿者:みどやん 投稿日:10月26日(金)11時30分01秒
ユートピアノの中の音についてみなさんのお考え,私にはとうてい考えもつかないなあと,
思いながら,興味深く拝見させていただいています.
その方その方の感じ方ってあると思うんです.それで,私も少し.
作品中に榮子が弾くバッハの平均率1番や,レコード屋さんで店員に尋ねる時に,音階を口ずさんだり,主よ人の〜のレコードが音として登場しますよね.これって,夢の島少女の中のパッヘルベルのカノンや,川シリーズスロバキア編の弦楽セレナードとのある種のつながり,隠喩のような気がするんです.(もちろん,制作年はそれぞれが離れているますが.)
なんとなく,作品群に一本の音律,モードというか,うまく言えませんが,榮子が持っている,凛とした筋のような規則性を持たせているような気がしています.
不勉強で恥ずかしいですが,そんなことを感じました.
I子はA子の分身? 投稿者:みのぽん 投稿日:10月26日(金)10時42分23秒
おおにしさま。 こんにちは。
以前にもちょっとカキコしたのですが、
I子さんってA子さんととってもよく似てるんですね。
I子のおそらく若いときに死別した弟の存在といい、
おそらく両親とも死別して、東京にでてきたという点で。
りんごと夏みかんの違いが象徴的に思えます。
なによりA子もI子も誰も頼るひとがいないということが。
それと、私は宮さんの死というものが実はよくわからないんです。
おおにしさんの‘老人だから’というのがとてもいい答えなのかな。
NHKアーカイブス 投稿者:hiroro 投稿日:10月26日(金)03時36分01秒
聞くところによりますと、現在NHKでは、
埼玉県川口市に番組と同じ名前の「NHKアーカイブス」という施設を予定していて
2003年2月(1年半後)の公開を目指して準備中だそうです。
過去のNHK作品を常時視聴できるらしく、
場所は川口市と多少遠いのですが、佐々木、中尾ファンにとっては朗報ですよね。
将来的には、インターネットでの配信なども検討してるそうです。
少し先の話ではありますが、期待したいですね。
音のドラマ 投稿者:あおせ 投稿日:10月26日(金)01時16分23秒
角田さんの指摘、興味深く拝見しました。佐々木昭一郎氏が月刊ドラマかな、なにかで書かれていた文章で、できあがったドラマを映像を消して音だけで聴き、また、音声を消して映像だけを見て、それででも、ドラマが伝わってくるかどうかを確認するようなことを書いておられたように記憶しています(単なる記憶違いかも知れませんけど・・・、確認するのがちょぃと面倒なもので)。
『四季・ユートピアノ』にしてもそうですが、非常にオーディオ・ドラマ的なものなのかもしれませんね。今日はもう遅いし、明日にでも、画面を見ずに音だけを聴いてみようかな
主よ、人の望みの喜びよ 投稿者:おおにし 投稿日:10月25日(木)18時46分20秒
や、夏ミカン、鳩笛、などが何かの手がかりになるのかな?
----自己レスで、読みにくくして、すみませんです。
なるほどねえ 投稿者:おおにし 投稿日:10月25日(木)18時43分20秒
角田さんの書き込みを、
----私の相当ナマクラな頭ではあまり理解できていないのですが----
たいへん興味深く読ませていただきました。
そういえば、やたら人が死んでいく物語なのですよね。
A子の肉親以外でも、宮さんの死(これは老人だから?)、
なかでも、なぜI子の死が描かれなければならなかったのだろう?
この掲示板のさまざまな書き込みをヒントにしつつ、
何度でも、じっくり見直したくなりました。
角田さんは、何者であられますか 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月25日(木)18時05分55秒
私は、鈍感、鍛錬されていないナマクラでありました。
ドラマの収束に向けて、ヒトコマ、ヒトコマが鈴の例のように仕上げられていくのですね。
あるいは、放置されたままであるとか。
もう一段上は、佐々木昭一郎論に相当するレベルですね。
この掲示板へのカキコの階層が幾段もあることは、承知しておりましたが、そういう高さに
気づかせていただいた喜びを感じております。
古本屋で仕入れた「創るということ」がもうすぐ入手できます。(探せばまだ見つかるのですね)
古本屋の親父さんも、”「四季〜ユートピアノ〜」を見た。いいものはいいね。”と、
私の注文メールに書き添えました。静かな感動を覚えました。
いつか、どなたか、そういう生活者がいる。と、書かれておられましたが、
確かにひとり、確かに確認しました。
音の技法・罪の意識〜芸術派からの意見 投稿者:角田博英 投稿日:10月25日(木)17時29分26秒
私などが偉そうに言うのも変なのですが、『四季・ユートピアノ』がものすごいのは、音響効果をシンボリックに使って、映像に映っている栄子の物語の進展と同時に、もうひとつ別のモチーフを、見えない形で展開していることにあります。
「罪の意識」という言葉が、作者の作品ノートにあると思うのですが、「罪の意識」って言ってピンときますか?
これは、一番の例と思いますが「鈴の音」は、栄子の心に去来する肉親(とくに兄)への追慕や負い目を表していると感じるのですが、どうでしょうか。「鈴の音」=「罪の意識を呼び覚ますもの」ではないでしょうか。
目には見えないモチーフは、あえて言葉にするならば、彼女が放心するといつもおそってくる、幼い頃の“魂の惨劇”の記憶と、長い年月を経て後の、それからの解放(魂の復活、回復、癒し)だと思います。
一連の鈴の音にまつわる表現の展開は、街で栄子が鈴を鳴らす托鉢僧とすれ違う場面で一応決着すると思います(怨霊が成仏した?!)。
国内版・国際版の違いも、確かに興味深いですが(録画できた方は)ぜひ、音の表現についても見直してみてください。それは、常に目の前の作品の中にあるもののはずです。
何か言葉にしてしまうと、ちょっとナンセンスになってしまうような暗い意識…混沌とした思いを表現するための技法。繰り返しあらわれて作品のテーマを裏側から深めてゆく技法。
おそらく『コメットイケヤ』で胚胎して(今は無き路面電車のケーブルの振動音)、『さすらい』で意識して使われ始め(口笛のメロディー)、『夢の島少女』で全面展開している(電車のレールの軋る音、カノン)技法です。
是枝監督も笠浦ディレクターも、当然身につけているはずですよね。まだ見ぬ『ディスタンス』と『トトの世界』楽しみにしています。
ユートピアノに出会って 投稿者:みどやん 投稿日:10月25日(木)05時00分25秒
子ども達が寝静まったあと,ようやく録画してあったユートピアノを見ることができました.
小学校の火事,榮子のハンチング,オペラ歌手宅の調律・・実は私の記憶の片隅にこれらが存在していたことに気づきました.
川の流れ〜のように,きっと子どものころに見ていたんだと思います.驚きでした.
でも,今回初めてのつもりで,見てみて,榮子の音に対する感受性.体全体で音を感じて,
ピアノに戻して行く.そんなピアノと榮子の音のやりとりの過程がとてもうらやましく思います.
自分の日常,よけいなものをまとい,雑踏に流されているような,そんな気がしますが,榮子のように,感性への素直さ,自分との対話,音との対話で満ちた日々が送れたら,どんなにいいでしょう.
あこがれです.
初心者ですが 投稿者:ちな 投稿日:10月25日(木)02時47分54秒
初めて書き込みさせていただきます。
中尾さんは自分にとってはオーディオドラマの声だけのお人だったのですが、
アーカイブスでご本人の映像をやっと拝見できた初心者でございます。
「夢の島少女」は、中尾さんの声はもとより、ご本人の当時の、その時でしか持ち得ない
鋭くはかない少女性のエロティシズムが強烈でした。
「四季・ユートピアノ」は、「夢の島」よりいくらかふっくらとされた中尾さんが、
あの透明感のある生活臭を微塵も感じさせない声で、本当に生き生きとピアノ調律師に成長されていく姿の清々しさ、眼差しの潔さが印象的でした。
調律師になる前の、実家での描写は、りんご畑やおじいちゃん、おばあちゃん、
みつあみ、白熱灯、釜炊きのお風呂と、いわゆる日本的、土着的な、20年前?の日本の地方の情景が描かれていましたが、自分には、まるで最近流行りのイランあたりで制作の単館ロードショーの映画を観ているような感じに襲われました。まるで日本でもどこでもないかのようなどこか。
土着性を普遍化しようとするのは佐々木昭一郎ならではなのでしょうか。
と、佐々木作品初心者はこんな感想をいだきました。
ぜひぜひ「川三部作」の放映を願っています。
こんな、どこにもないような作品を埋もれさせておくわけにはいかない、
と心から思います。
はじめまして 投稿者:ちー 投稿日:10月25日(木)00時40分58秒
こんばんは。鮎川さんのHPからとんできました。
5月に『夢の島少女』に出会えてから、私の世界も広がってきて
とても嬉しく思っています。
先日見た、『四季・ユートピアノ』もビデオに録画しているのに
最後まで目を離すことができませんでした。
11/25も全ての予定をキャンセルしてかけつけたいと思っています。
こちらのHPで12/21の情報を知ることができ、早速チケットを予約しました。
楽しみです。これからもお邪魔させて下さいね。では。
たいせつなこと 投稿者:角田博英 投稿日:10月24日(水)23時14分56秒
江國香織『絵本を抱えて 部屋のすみへ』という本が新潮文庫に入りましたね。
わたしは女性作家はニガテなので、この人の小説は読んでいないのですが、ウーン…なかなかすばらしい書き手みたいですね。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本について三箇所ぐらいで触れています。類書でブラウン女史の事に触れたものは無かったような気がします。
そして昨日書店で、ブラウンの新訳《たいせつなこと The Important Book》を見つけました。フレーベル館刊。訳は内田也哉子さん。
ということは、モックンのお嫁さん? 樹木きりん(調べりゃいいのに今は書けない)さんと内田裕也氏の間の娘さんでしょうか。
個人的な偏見については、あおせさんも聞きたくないでしょうから、いつか自分のサイトにコソッと書きたいと思いますが、この種の方たちは、今やどこにでも入り込んできますね!
まさかこれがきっかけになって、ビミョーに過激なクレメント・ハード氏の絵が、ファッション・マガジンの一頁をオザナリに飾るような日が来るんでしょうか(ちなみにこの本の画家はレナード・ワイスガード氏ですが…)。
一応、児童書も雑誌発行も同業者(構造的不況業種?)の内、なんでしょうが、この連中(内田さんでなく雑誌屋)がからんでくると、なんとなく曲がった方に持ってゆかれるような気がするんですが…。ウーン、でも本質は、誰がどういじくっても変わらないといえるのかも。
とりあえずお知らせまで。
さすが! 投稿者:おおにし 投稿日:10月24日(水)17時07分46秒
皆さん、細かいところまで、じっくり見ておられますねえ。
「四季・ユートピアノ」「川3部作」
「夢の島少女」(これはまだ見たことがありません。TAMA CINEMA FORUM行く予定)
が、DVDで出ないものかなあ?
>ゆかさん 投稿者:ひが 投稿日:10月24日(水)16時53分20秒
ますます「夢の島少女」を見たくなりました。
アーカイブスでの放映時にゲストとして中尾幸世さんが
来ていたらしいですね。
あー気になる
>ひがさん 投稿者:ゆか 投稿日:10月24日(水)15時16分57秒
>もしかしたら、エヴァの庵野秀明も、昔これを見ていたのでは
>ないのかと、勝手に想像していたりします。
>ぜんぜん違うかも?
私もそんな気がします。
私は先日、「式日」(監督/庵野秀明)という映画を見たのですが、
どこか佐々木作品を連想させるものがありました。
ドキュメンタリーっぽく撮っている感じや、音楽の使い方など似ていると
言えないこともないと思います。
もし庵野秀明が佐々木作品を見ていたとすれば「夢の島少女」の影響を
強く受けているのではないでしょうか。
佐々木昭一郎初心者 投稿者:ひが 投稿日:10月24日(水)14時49分38秒
NHKアーカイブスで〔四季ユートピアノ〕を始めて見ました。
参りました。昔にあんなすばらしい作品が存在していたとは。
何かの病にかかったように、映像と音が今も頭の中でグルグル
回っています。
こんな現象になったのは、〔エヴァンゲリオン〕以来です。
もしかしたら、エヴァの庵野秀明も、昔これを見ていたのでは
ないのかと、勝手に想像していたりします。
ぜんぜん違うかも?
去年もアーカイブスで、〔さすらい〕という似たような作品を
放送していたなと思い調べてみると同じ放送作家さんが、
作ったものだと知りました!!!。
間に夢の島少女という作品も紹介していたようですが、これは
見逃してしまい、とても悔しいです。
私は佐々木昭一郎初心者ですが、佐々木昭一郎マニアになるべく
他のいろいろな作品を見たいのですが、ビデオなども無くなって
しまっているようで、アーカイブスでの再放送を願います。
国際版と国内版 投稿者:みのぽん 投稿日:10月24日(水)00時41分46秒
リトルリバーさま、micchannさま、そしてみなさま。こんばんは。
まったく思ってもみなかったのですが、国際版と国内版の違いってこんなものかとわかりました。
これまでなんとなく国際版100分、つまり余計なカットシーンがないのでは、、
と単純に考えていましたが、意図をもってむしろ言葉は減らす方向で再構築されたものなのですね。
私はビデオと96年の再放送のものを盛っています。いずれも国際版ということですか。
今手元にはどちらもないので確認できないのですが。
記憶違いもあるのでしょうけど、私があれっと思ったせりふは。
A子がクラスで自己紹介の時に黒板で「火を2つ書きます」
ピアノ工場がつぶれたとき「時計がとまっていた」
引っ越して「背広一万円貯金減額」
宮さんとこで「ドイツ語をひとつ覚えた。グランドピアノは、、、」
オペラ歌手の家で「コンサートの前の歌手はおとにうるさい」
そして「時にはなおすふりをすることもある」
ケンと海岸で「てっちゃんをおもいだす」
オームを前にして「オームは人を楽しませるために50年も生きる」
アイ子を前に「姉さんのようなアイ子」
でも、100分版にこれらがないってどういうことなんでしょうかねえ?
佐々木さんは何をどうしたかったのでしょうか??? じっくり見て
考えてみたいです。
オペラ歌手の家で「時にはなおすふりをすることもある」っていう
このせりふだけははなんとなく覚えていて、そうだこんなせりふがあったはずだと思ったのですが一体いつの時点で見たのかしら。 まさか初回の放送の時かしら? 人間の記憶のあやしいところです。
これは正しいか間違っているかは別にして、この作品がそれだけ頭の中で風景としてしっかり焼き付いてしまっているということだとは思うのです。
Re:国内版 投稿者:リトルリバー 投稿日:10月24日(水)00時05分27秒
おとといはみなさん、午前2時台に書き込みをされていて、最後まで見ていたんですね。私も同様で、昨日だけでなく、今日も寝不足のままです。
あおせさま
微音通信bQありがとうございました。私もできればTAMA CINEMA FORUMに行ってみたいと思います。
micchanさま
2画面モードとはいいですね。比べるのに最適。96年のBSと今回が少し違うということは、BSのが海外版だったのでしょうか。時間は100分でしたか。
hiroto Yoshimoriさま、みのぽんさま
私は「創るということ」に載っているシナリオと照らし合わせながら見ていたのですが、若干違っているところはありましたが、ほとんど同じでした。「オームは人を楽しませるために50年生きる」とか野外音楽堂のセリフも初めてという気はしなかったのですが。今度じっくり海外版のビデオソフトを見てみたいと思います。
国内版 投稿者:micchann 投稿日:10月23日(火)22時13分45秒
昨日、アーカイブス版と1981年に録画したものをテレビを2画面モードにして同時に見てみました。
台詞や音楽、すべて同じでした。
1996年のBS「佐々木昭一郎の世界」版も同じようにして今回放送のものと比べてみました。
結果はBS版にはロッテルダム号上での船員との会話の時、字幕がないことや日記を無くしたというナレーションのバックの映像のとき地下鉄(東西線・木場駅?)のシーンが長かったり、榮子の母親が七輪で目玉焼きをつくるシーンがあったりなど細かな場面の違いがあります。
とはいえ今回もロッテルダム号上で榮子が調律している様子をいすに腰かけながら見ている宮さんの隣に奥様、実子様の姿がはっきりと拝見できました。これもさまざまな機器の発達のお陰でしょう。
なんだかほのぼのしてしまいました。
いつ見ても、何度見ても四季ユートピアノは新しい感動を呼び起こします。
川三部作もぜひ、再放送をお願いしたいものです。
実は今日、久世光彦氏のドキュメント「キャロル」のリクエストに対して丁寧な返事が来ました。
担当者のかたはぜひ放送したいと準備を進めているそうですが出演者全員の了解が得られることが前提だそうです。
佐々木昭一郎氏の作品もそうですが、簡単に再放送するというわけにはなかなか行かないようですね。
でも、四季が再放送されたように必ずや再放送されるでしょう。
11月25日は何とかして参加したいと思っています。
それでは
ありがとうございました 投稿者:クロカワ 投稿日:10月23日(火)18時31分13秒
あおせさん、微音通信002お知らせいただきありがとうございます。
本当は、私のほうから皆様にお知らせしなければいけないのに、すみません。
やっとTCF(TAMA CINEMA FORUMの略)のHPの情報も更新したようですので、
どうぞ、見にきてくださいね。
(私は、自分の所よりこちらの方が良く見ているので気付くのが遅れました)
三鷹のコンサートもわりと近くなので、是非見に行きたいです!
映画祭の後にも楽しみがあって嬉しい!!
反響続々。 投稿者:ギルバルス 投稿日:10月23日(火)13時07分10秒
今回の放映に当たり、40名程の友達に「お知らせ」「お勧め」「お願い」「強制」という形で「四季・ユートピアノ」の情報を伝えました。すると、その友達に伝えてくれた者、観るのを忘れていた者、感激の感想を寄せてくれた者、感動は無かったとメールしてきた者、皆それぞれでした。これからも次々と感想が寄せられると思いますので、ある程度まとまったら僕の感想と一緒に報告します。
はじめまして 投稿者:たなかよしみ 投稿日:10月23日(火)06時42分02秒
静岡市で漫画家をしている、たなかよしみといいます。
20年前に「四季・ユートピアノ」に出逢い、数年前、中古ビデオ屋でビデオソフトを手にいれてから、ビデオは僕の宝物になっています。
昨日のアーカイブスを見て、またまた感動してしまいました。全国の人と、同じ時を共有している喜びとともに。
おもわず自分のホームページに、勢いだけで文章を書いてしまいました。で、検索(笑)。
こちらに、辿り着くことが出来ました。
また遊びにきたいと思います。よろしくお願いします。
結局は私も 投稿者:あおせ 投稿日:10月23日(火)00時47分13秒
私も録画しつつ、最後まで観てしまい、寝不足の一日を過ごしていました。
「四季・ユートピアノ」について、いろんな捉え方や見方があるのかも知れないけれど、まずは気持ちの良い美しさがあるんだなと思うのです。
ドラマを観た友人が、「エピソードはかなり悲しいのに、何故かほっとしてしまうこの感覚・・・」と申しておりました。
MidoMidoさまはプラネタリウム・ドラマの音楽を創っていらっしゃるのですか、不都合無い範囲でエピソードなど教えていただければ幸いです。
おおにしさんのように 投稿者:かん 投稿日:10月23日(火)00時30分46秒
録画セットしつつもOAも見てしまい
今日(日付けとしては昨日ですな)は寝不足でした
佐々木演出と中尾演技(とは言えないか)は
ベストマッチングですねぇ
20年って時間芸術(音楽や映画)にとっても
それほど長い時間では無いので
優れた作品の場合、時間を感じないのは当たり前かと
録画失敗 投稿者:ふくろう 投稿日:10月22日(月)22時48分11秒
テープ残量を間違え、失敗。標準にするんじゃなかった。線の引き回しが悪くてそんないい画質じゃないのに。おそらくラスト数分でしょうが、そのあとに中尾さんからの手紙の紹介があったのですか? 第九の練習、顔のアップのあと、幼い兄と榮子の姿、榮子が口ずさむ歌、で終わっています。
初めて見るものと思っていたら、どうも「リバー」三部作と混同していたようでした。たぶん見ています。80年作ですか。そんなに新しいものとは・・・。ナウシカのたった4年前、未来少年コナンはもっと前ですから同じ頃? たぶん、見た当時は60年代末期の雰囲気を感じていたかも知れません。時間的感覚の混乱はすさまじいものがありますね。自分が知るものはすべて昔のもの、という思いこみが子供の頃からあるようです。ニュースですら、真実が解るのは数年も経ってから、という感じです。
以前にどなたかが書かれていましたが、「つげ」の作品を思い出す場面がありますね。「がんばれチヨジ」とか「文鳥」とか。「夢の島少女」では行き所のなさが重かったのに、時間の流れを(事実はあまりにも重いのに)受け止めつつしっかりと生きていく感じがあります。ストーリーとしてリバーへこのまま繋がるのでしょうかね。
この胸のときめきを・・・ 投稿者:MidoMido 投稿日:10月22日(月)20時38分33秒
思春期の頃に・中村さんの作品は、拝見して、自分も調律師になりたい・・・なんてゆめみたいなこと考えてしまったりもしてました。
・・・いまは・・・かろうじて音楽関係者・ミュージシャンというのには、ちょっとカッコつけすぎ・・です。
偶然、去年と今年と、プラネタリウムの、楽曲制作もしました。ベネッセスタードームがらみで。
・・・中村さんの声、プラネタリウムにぴったりだろうな。
さて・ユートピアノ・・・いまどきあんな綺麗で素敵な子、いないよなぁ・・
ケータイもカラオケも日焼けサロンも必要ない・・・自分の周りのいろんな音に、気配に、耳を傾け、共感し、とけあえる・・
90分間、エイコさんみてるだけで、私、涙の出るくらいしあわせでした。
癒し系・なーんてものがやたら大安売りされてる今日この頃・・・もうそんなんじゃくくれない
きれいで・淡雪のような、でもしっかり根っこのある世界。
1番好きなシーンは、船のピアノの調律が終わったあと、”Thank You Mr Piano・ Von Voyage"ピアノに対する愛情と、リスペクトがすごく感じられた・・
家の楽器たち、酷使されてるもんな・・ごめんなさいっ。
・・・11月25日は、演奏本番2連戦の後だけど、ぜひいきたいです。
何か、思い入れだらけの、ごちゃごちゃした文になってしまってごめんなさい。
・・・またこのページ・よらせていただきますね。
音がずいぶん増えていましたね。 投稿者:hiroto yoshimori 投稿日:10月22日(月)19時09分13秒
あおせさま&みなさま
昨日の放送をみながら、これまでにはなかったセリフがずいぶん入っていて驚きました。
1980年当時のものとビデオで発売されているものは音楽が違いますよね。それに昨日放映されたのは、さらにずいぶん音が増えていました。
なんだかたくさんのバージョンが知れた気がしてうれしいです。
オペラ歌手の家で、きちんと音があっているのにやり直しをお願いされて、「時にはやっている振りをすることもある」という新しいセリフと、野外音楽堂で「初めてコンサート用ピアノを調律した。」というセリフ(共にはじめて聞くせりふでしたが)なんだか調律師っぽくてよかったです。
僕も今日は二件回ってきました。調律師の敵「犬」はいませんでしたが、雨に降られました(笑)
「アンダルシアの虹」が見たいなあ。
CHI VA PIANO VA LONTANO 投稿者:buki 投稿日:10月22日(月)19時04分40秒
静かに行く人は遠くに行く
この言葉は作品中何度も繰り返されたような記憶があったのですが、
と思って、しらべたらこのHPの資料『アホウドリの女性不案内』(現在リンク切れ?)では、この言葉をポー川のルイジさんから送られたとの中尾さんの話が。..そうか。
とにかく20年のあいだ片手に握りしめていたパズルの一片がやっとはまった思いです。
感想を述べる言葉が見つかりません。このHPと番組リクエストの同志に感謝。
あとはリバー三部作。
もう片方の手の中の言葉を、あの声でもう一度確かめてみたい
No Importa Destino.
驚き 投稿者:タイタン 投稿日:10月22日(月)18時06分28秒
皆さん、二十年前の放送をご覧になってらっしゃるんですね。私はまだ18歳のため、この作品のことを今回初めて知ったのですが、すばらしかった。感動しました。偶然とはいえ、今この歳でこの作品に出会えた事を大変嬉しく思います。
“音の記憶”との再会 投稿者:おおにし 投稿日:10月22日(月)17時13分29秒
留守録しておいて後日見るつもりだったのですが、
録画しつつ、結局、最後まで見てしまいました。
おかげで、今日は寝不足です(笑い)
「四季・ユートピアノ」をはじめて見たのは、大学生のとき。
作品は、生まれたての瑞々しさを失っていませんでしたが、
私にとって、この20年間って、何だったんだろう?
という思いも、同時にかみしめてしまいました・・・。
加賀美アナが残りの3作品を・・・。 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月22日(月)13時50分32秒
加賀美アナが、残る3作品を紹介しました。
きっと再放送でしょうね。
皆さん、アーカイブスにリクエストをお願いします。
>みのぼん様
私も感じました。少し違うような所があったような・・・。
20年ぶりのユートピアノ 投稿者:hiroro 投稿日:10月22日(月)04時40分43秒
今晩の「四季・ユートピアノ」を拝見しました。もう感動で一杯です。
その感動の余勢でいろいろサイトを探したらこちらにたどり着きました。
「四季・ユートピアノ」を初めて見たのは、私が小学校5、6年生のころになります。
偶然チャンネルをひねっていたら他の番組とは明らかに異なる映像世界に目がとまり、
主人公の魅力、とりわけその語り口調にどんどん引き込まれていったのを覚えています。
それからは、幼いながらもこの女性は何者だろうか..?誰が作ってるんだろうか...?と
疑問ばかりが膨らんで、それでも調べるあてのないままに...という状態でした。
それが「四季・ユートピアノ」という海外でも評価の高い名作であること、
中尾さん、佐々木さんの存在など、全てが解ったのは成人もだいぶ過ぎてからでした。
今回の「四季・ユートピアノ」は私にとってその時以来ということになります。
感動は何も変わらずそのままそこにありました。
少しも色褪せる事はありません。
そして今回、計らずも幼き日の自分の感情と向き合う機会にもなりました。
20年前の感動の再現は私にとって、とても心地の良いものになりました。
改めて中尾さんの素晴らしさ、佐々木さんの偉大さを再認識しています。
ちょっと違う? 投稿者:みのぽん 投稿日:10月22日(月)02時50分37秒
感動の中、細かい話でもうしわけないいですが、、、、、
リトルリバーさま。 私は、見ていて「あれっ」と思ったのですが、
ビデオのものとか、おそらく前回の再放送のものにはないせりふがたくさん耳についたのですよ、。細かい違いはいろいろとあったのですが、(途中から数えていたんですじぇど20箇所ほど?) 一番大きいのはアイ子に会う前にオームとの会話で「人を楽しませるためにオームは50年も生きる」っていってましたよね。 それはビデオにはないような気がします。
そうすると「ひばりはひとの10倍の速さで生きる」につながるわけで、作者の意図が見えてきますよね。 時間を見てみるとビデオは100分となってるから放送時間より長いわけでなんで省略されているのかよくわかりません???
どうなってるんでしょうね?
私も見ました 投稿者:のら 投稿日:10月22日(月)02時46分25秒
ユートピアノ、私も見ました。
途中から20年前も見てたことを思い出してなお感動しました。
あの頃は何も情報がないものですから、見終わって何故かバイオリンケース
をもつA子の姿を絵を書いた記憶があります。
そんなに印象的だった、心に引っかかる作品ですなんですねぇ。
あの頃と同じような気持ちになれて、また若い気持ちで頑張ってみよう
思えてよかった。
せっかくだからTAMA CINEMA FORUMもいってみようかなぁ。
テロップ入らなくて良かった 投稿者:げんまろ 投稿日:10月22日(月)02時43分23秒
初めての90分版、ごちそうさまでした。おなかいっぱい。よっぱらった。100分の国際版には無い場面、台詞が多くあり、ちょっと意外です。むしろ100分の国際版より理解しやすかったのでは…と感じました。国際版では台詞がやや少なくなっています(字幕もありませんしね)。詳しくはまた機会があれば。
今回はデジタル録画させてもらいましたが、画像がきれいになっていて、感無量です。番組の終わりにあった、他の出演作品の紹介って、これ放送予告???
ドラマは 投稿者:あおせ 投稿日:10月22日(月)02時41分29秒
ドラマは観る人がいてはじめて完成する。私はドラマというものを、作り手側と受け手側の間にかかる橋のようなものと捉えています。だからこそ、受け手側により、ドラマも無限に変化していく生きものとなる、そう考えます。
『四季・ユートピアノ』も観るたびに新たな感動を与えてくれます。
・・・などと訳知り顔なことを書いてしまいましたが、観ていてじわっ・・・と、なんだか、このところ、涙腺がすっかりもろくなってしまっている。
無事に観終えてみて 投稿者:nao 投稿日:10月22日(月)02時40分47秒
このところの慌しい世の情勢の為、放送すら危なかったので、今無事に終わった事に「ほっ」としています。あおせ様からのお知らせメールやアーカイブスのHPを見ては心待ちにしていました。
この作品は「音」によって出会いや別れを表現していますが、その「音」や「音楽」ともに映し出される映像に物凄い感動を覚えました。アナログの楽器音は、時代を超越してることを証明しています。とても新鮮です。中尾さんの演技はほとんど素だと思いますが、ナレーションのその声はまさに中尾幸世さんそのものだと思います。
今後更に、後続の作品が放送されることと思います、多くの今のいろいろな世代に観てもらいたいと思います。
録画成功 投稿者:ゆか 投稿日:10月22日(月)02時39分43秒
5月に初めて「夢の島少女」を見て以来佐々木昭一郎・中尾幸世ファンになりました。
「四季・ユートピアノ」を今日初めて見ました。「夢の島少女」とはかなり印象が
違っていましたが、「夢の島少女」同様、何ともいえない雰囲気が良かったです。
髪の長い中尾さんもきれいでした。
佐々木作品は1〜2時間という短い時間だけど、毎日の現実から解放されるような感じがします。
20年も前になるのですねえ 投稿者:みのぽん 投稿日:10月22日(月)02時28分03秒
おひさしぶりのカキコです。
四季ユートピアノ、何度見てもやっぱり見入ってしまいます。
中尾さんの手紙の代読にあった「20年も前の作品ですが、」のコメントに
20年という時間に気づかされて唖然としてしまいました。
子供のときまったく偶然にチャンネルひねってめぐりあった
作品ですがその後20年もひきずる個人的影響を考えると、偶然というより
運命の出会いととらえたいですね。
何度見ても感動・・・ 投稿者:まてぃあ 投稿日:10月22日(月)02時26分02秒
リトルリバーさんと同じくです。
20年前だからこその感動、今だからこその感慨・・・
今の私の「望みの喜び」はなんだろう。
また明日から、なにかを探しながら生きていくんだわ、なんてことを考えながら見ておりました。
みなさまの「今」の感想、楽しみですね。
何度目かの感動 投稿者:リトルリバー 投稿日:10月22日(月)02時16分24秒
いま見終わりました。何回か「四季・ユートピアノ」を見ていますが、見るたびに新たな発見、そして感動があります。20年前、多感なときにこの作品を見ることができてよかった!
深夜12時30分からの放送なので、たまたま見た人は少ないでしょうが、それでも初めて見た人は強く印象に残る作品になると思います。そういう人の感想を読むのも楽しみです。
追伸 海外版とどう違うのか、今日見てもよくわかりませんでした。
また見ようっと 投稿者:micchann 投稿日:10月22日(月)02時12分21秒
ビデオで見るのと放送で見るのとでは違いますね。
たくさんの方と同時に見ていると思うとなんだか不思議な気分でした。
中尾さんのおっしゃるとおり本当に今見ても新鮮な映像ですね。
また繰り返し見ることになりそうです。
あーよかった 投稿者:taitan 投稿日:10月22日(月)02時09分00秒
実は今日始めて、アーカイブスを見たんですがいきなり虜になってしまいました。初めは何気なく見ていたのですが、だんだん見入ってしまって…中尾幸代さんのことも今日初めて知りました。このドラマを見れてとても嬉しいです。今日はついてたのかもしれない!
しまった! 投稿者:アパッチ 投稿日:10月22日(月)00時59分44秒
中尾幸世さんらしき人がテレビで出ていたので、「もしや!」と思いこちらのHPに来てみると・・・
やっぱりそうだったんですね。『四季・ユートピアノ』
とちゅうから録画です。 しまった!(T_T)
はじまり 投稿者:micchann 投稿日:10月22日(月)00時29分23秒
いよいよ始まりますね。
もうすぐ... 投稿者:A 投稿日:10月22日(月)00時13分57秒
ドキドキしてきた。
夢の島少女を見てから、もう5ヶ月。
ついに…。
さぁ、いよいよ 投稿者:かん 投稿日:10月21日(日)23時54分04秒
あおせさんからのメイルで心の準備ができていたので
テープをセットして、後は始まるのを待つばかりです
開演前の目くばせ 投稿者:角田博英 投稿日:10月21日(日)23時53分38秒
『リスペクト佐々木昭一郎』『田村緑の親しみやすいコンサート』相変わらずアップロード早いですね。
小林史真さんも、トリトン・スクウェア第一生命ホールのオープニングの翌日のイベントでの『星のどうぶつたち』の客演と、築地「兎小舎」での『グレインジャーの世界3』で四台の「テルミン」との共演が控えています。
「emmy award 1980」で検索して、サイトを二つほど見たのですが、「佐々木昭一郎」の名前はどこにもなかったですね。佐々木氏以外にも、人類が月に到達する以前に、何人かエミー賞を受賞したドキュメンタリストがいるはずなんですが、彼らの名前も無いっちゅうことですか。ニューヨークはかつてのパリとは違うということでしょうか。賞を与えた人とページを書いた人は違うのでしょうから、血の薄い水っぽいヤツが(元祖オタク?発祥の地のアメリカでも)多いということなのかしらん。アメリカ人なのに中華思想とはこれいかに。インターネットなのに英語圏むけかよ。次は「フォーリナー」とかでやり直してみましょうか。
もっとも30分ぐらい見ただけで決め付けちゃいけませんけど。
奇縁で、《ちいさな島》に出てくるのとソックリの真っ黒な猫が、『ゆく夏の調べ』の開催の前夜に拾われて家に来たのです。まだ子猫ですが、今や倍の大きさになって、歯が痒いのか(?)足の指を噛んでくるようになりまして、なかなか落ち着けません。
それに、さすが「芸術の秋!」でしょうか。モランディの静物画が来ているので、一度見ておきたいし、ネオ・レアリスモの伝統で(佐々木昭一郎氏のように)職業俳優を使わない、エルマンノ・オルミ監督の未公開作も上映されるし、いろいろなものが、動き出した感じで。やはり落ち着いてはいられないですね。
いよいよ再放送ですが、まともな勤め人や社会人が見られる時間帯じゃないですからね。録画だ。まさか深夜の視聴率が欲しいなんてこたぁないでしょうね。まわりの人たちには宣伝しておいたのですが、いまいち反応薄いのが残念です。もっともわたしも最初に見たときには分からなかったですから。
深夜の再放送で見直して、泣きはしなかったですけど、大河小説を一気に通読したような感じでした。現在があって過去がある。東京があってキリタップがある。都市があって海がある。夏があって冬がある。あの人がいて、このように消えていった。そこにずっと彼女がいた。
ひとつの人生と、日本の風土を、哀切に封じ込めた作品でしたね。懐かしさだけじゃ、見て欲しくないですね。みんなちゃんと見てくれるでしょうか。
ところで、グッド・デザイン賞受賞の『世界ウルルン滞在記』や『世界はるかな旅(?)』などの「主人公のある紀行もの」は、もちろん永六輔さんの仕事が最初にあるんでしょうが、川<Vリーズも参照しているんじゃないですか。でも主人公の主観にこだわる「エゴイズム」と、体験とか作ったものにこだわる「フェティシズム」から離れて、フィクションの採用と相手の人生にちょっと入り込んでゆくと、もっと別の次元に行けるんじゃないでしょうか。よけいなお世話か。
皆さんが働き盛りになってきた、という事かな。 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月21日(日)22時34分11秒
1980年頃、多感な年代を過ごした人人々が、2000年、それぞれの立場で責任を担う位置に着くようになってきた。できればいつか○○をしてみたい、そんな中尾さんや佐々木氏への思いが、TAMA CINEMA FORUMの上映会や三鷹のコンサートのような形になって、少しずつ開花しつつある、そんな気がしてなりません。私も励みにして、嫌な仕事もがんばろうっと。あと2時間です。
旅行から帰って 投稿者:あおせ 投稿日:10月21日(日)19時51分57秒
旅行から帰ってきました。まっ、これから旅行に行く予定がいけなかった人達へ土産物を配って歩き、それに私は旅行の幹事でしたので、費用の精算をし直さなければ・・・
そんなこんで、うっ、しくしく・・・
あるぷさまから興味深い資料をたくさん戴いたのに『四季・ユートピアノ』絡みの資料で、おおっ、これは今日の放送までにサイトに載っけとかなきゃと思っていたのですが、アップする準備が出来ていません。とりあえず、近日中にアップ予定ということで・・・、そこをなんとか・・・
みどやんさまはコンサート、いらっしゃるのでしょうか。さすがに平日に東京、私は無理です。もしもいらっしゃるなら、是非、どんなだったか教えてくださいませ。
cozyさま、『四季・ユートピアノ』の素敵な時間をお過ごしください。放送の前に小泉首相の話があるとかで時間が変更になっております。お気をつけくださいませ。
いよいよですね!! 投稿者:cozy 投稿日:10月21日(日)15時51分13秒
この微音作成日誌で、はじめて主演の女性が中尾さんだと知りました。アーカイブスで「夢の島少女」を拝見できたのもあおせさんのおかげです。本当に有難うございました。小学生のとき「四季・ユートピアノ」を観て感動し、それ以来ずっと私の心の中で榮子さんは旅を続けています。ストーリーの詳細はあまり覚えていないんですが、赤い林檎、風に揺れる木々、そして何よりも心地いいピアノの音色はなにかの拍子で、ふっと思い出されます。それにしても三鷹のコンサートうらやましいな。是非感想をお願いします。
こんばんは 投稿者:みどやん 投稿日:10月20日(土)02時37分44秒
いよいよこの日曜日.アーカイブスですね.初めてのユートピアノなので,わくわくです.
それに,12月には三鷹のコンサートもあるんですね.
年末にかけて,毎月中尾さんのイベント.
夢のようです.
これから旅行の準備を 投稿者:あおせ 投稿日:10月20日(土)00時36分56秒
旅行の準備をしなきゃというのに、ついついサイトの更新をしておりました。準備するよりサイト更新する方が楽しいし・・・
トップページに更新情報がございます。是非、ご覧くださいませ。
映画祭 第11回TAMA CINEMA FORUMのサイトを覗いたら上映会の情報が載っていましたね。
あと2日 投稿者:リトルリバー 投稿日:10月19日(金)23時28分33秒
いよいよ放送日が迫ってきましたね。
私もNHKアーカイブスのHPで放送時間が変更になったのを知りました。
小泉首相の記者会見が入ったからだとか。いままで待っていたのに比べれば
40分くらい遅れたってどうってことありません。
でも生の会見だと延びる可能性があるのがちょっとこわい。
もちろんビデオ予約はしても、TVの前で見るつもりですが。
あおせさん、大変だねえ! 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月19日(金)21時28分53秒
「町内会親善一泊旅行」ですか。この掲示板に似つかわしくないですねえ。
私もアーカイブスの放送時間の変更が心配で来ました。変なテロップ入らないよねえ。
予約録画した人、訂正を忘れずに!
泣いちゃう人もきっといるだろうなあ。
町内会親善一泊旅行 投稿者:あおせ 投稿日:10月19日(金)20時45分00秒
あおせは土日、町内会親善一泊旅行に出かけます。
なにせ田舎のことで、帰りは日曜日の夜、かなり遅くなるかも・・・、
まっ、放送までにはなんとしても帰ってきてテレビの前に座るつもりでございます
放送時間変更! 投稿者:micchann 投稿日:10月19日(金)20時27分28秒
みなさん、アーカイブスのHPを確認したら放送時間が変更になっていました。
放送時間は「10月22日(月) 0時30分〜2時05分 (95分)<※21日(日)の深夜です>」だそうです。
ご注意を!
来月は 投稿者:あおせ 投稿日:10月19日(金)00時34分14秒
私もまだはっきりとしたことは言えませんが、出来るだけ映画祭、観に行きたいと考えています。こんな機会、滅多にありませんしね。
TOKIOさま、通信、ひょっとして2通同じのが届いていませんか。先ほど、アドレスをアルファベット順に並べ直していると、結構だぶっているアドレスがあります。TOKIOさまのアドレスもだぶっていたので。
もっともアドレスだけしか保管していません。ハンドル名は保管していないのでひょっとしたら、出しているつもりで抜けているところがたくさんあるかも知れません。
まてぃあさま、確かにお忙しい状況でしょうね。私も自分の親のことがあったので、ほんの少し、どんな状況か推察できます。
とにかく、21日は日常をほんのひととき忘れて『四季・ユートピアノ』をご覧になる、これがベストかと。
通信ありがとうございました 投稿者:TOKIO 投稿日:10月18日(木)23時39分14秒
あおせさんへ
通信ありがとうございました。
ほぼ、毎日のようにこちらの掲示板は見させていただいております。
なかなか、書き込む事が出来なくて、お礼が遅くなりました。
いよいよ、21日が近づいてきましたね。
私は、「四季・ユートピアノ」のビデオを昔買ったので何度か見ているのですが、
テレビで放映されるのをみるとまた違った、思いがこみあげてくるのでしょうね。
今回は、中尾さんはゲスト出演されないのでしょうか?
アーカイブスのHPを見る限りでは何もかかれていませんね。
それにしても楽しみです。
11月25日も是非、行ってみたいと思います。皆さんに会えるかもしれませんね。
では、では・・・ tokio
ご無沙汰してます 投稿者:まてぃあ 投稿日:10月16日(火)01時29分01秒
なかなかパソコンの前に座れない日々が続いていますが、元気にしております。
21日、本当に楽しみです。
しみじみうれしいです。
またいろんな方の感想が聞けたりするんだろうな、と思うとそれもまた楽しみだし。
多摩のイベント、近くなのでゼヒ伺いたいのですが、私の現状からすると無理かなぁ・・・
中尾さんも佐々木さんもいらっしゃるのだから何としてでも伺いたい・・・
ううう、千々に乱れる胸の内・・・私が2人いればと思ってしまう今日この頃でございます。
いよいよ・・・ 投稿者:あるぷ 投稿日:10月16日(火)00時28分43秒
こちらに書かせていただくのはずいぶん久しぶりになってしまいました。
拝見していると、皆さんの期待の大きさがひしひしと伝わってきますね。
どれだけ期待しても、必ず期待を上回ってくれる作品ですから、安心(?)してください。
私は再放送のたびに観て、感動を新たにしています。いや、
感動というよりは、世界が違って見える、と言ったほうが正確かもしれません。
はじめてご覧になった方の感想を読ませていただくのも、今からとても楽しみです。
それでは、また
四季の…。 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月15日(月)23時40分02秒
冒頭の、布団で眠る女の子が可愛くて仕方がない。
もどれない過去が、切ないマーラーの4番と一緒に押し寄せてくる、そんな素晴らしい冒頭。
波打ち際を馬車のおじいさんがやって来る。昆布と踊る榮子、ガラスを透かして画帳に挿む榮子の
希望の「アヴェマリア」。美しい映像。豊かな音楽。すばらしい。ああ、仕事にならんなあ。ぼくは本当に皆さんに見てほしいんだなあ。
いよいよですね 投稿者:micchann 投稿日:10月15日(月)23時30分46秒
あおせさん、みなさんいよいよですね。
前の放送から5年。本放送から21年。
きっとはじめて見る人がいっぱいいるだろうな。
感想を聞きたいと思います。
宮さん、ほんとに懐かしいです。
あおせさん、遅れましたがお知らせのメールありがとうございます。
アーカイブスの放送のときはテロップは流れないみたいなので一安心です。
なんか、じわっと 投稿者:あおせ 投稿日:10月15日(月)01時32分50秒
別に涙腺が弱いわけではないけれど、なんだか、目頭がじわっと来てしまった。
予告観ただけでこんなになってしまうとは・・・
予告があったよ 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月15日(月)01時24分09秒
宮さんが写っていた。「ホンキードンクになってる」というところ。「アヴェマリア」の海岸のシーン。1980年1月の放送。いよいよですね。
次週予告ってあったかな 投稿者:buki 投稿日:10月14日(日)21時01分42秒
今夜は必ずアーカイブスの次週予告を見のがさないようにしたいと思います。眠いけど。
ミムミムさま、はじめまして 投稿者:あおせ 投稿日:10月13日(土)11時24分08秒
今後ともよろしくお願いします。さて、いつの間にやら、放送まであと一週間ちょっとになりましたね。
はじめまして 投稿者:ミムミム 投稿日:10月13日(土)00時06分52秒
はじめまして ミムミムと申します。20年前「四季・ユートピアノ」を見て以来 中尾幸世ワールドに はいりこんでいます。「夢の島少女」を偶然 見つけた時の驚き・喜び・・・・。その後すぐに インターネットで検索し とうとう この「微音空間」を探し出しました。ずっ〜と 皆さんの投稿を読んで自分も参加しているつもりでいました。時々 この空間にはいらせてください。ヨロシクお願いします。
なるほど、ありがとうございます 投稿者:あおせ 投稿日:10月13日(土)00時05分02秒
なるほど、メイリングリストですか・・・、そういう手がありましたね。これから、ご紹介のサイトを覗いてみます。
微音通信 投稿者:RAB゛E 投稿日:10月12日(金)12時16分24秒
BCCによる配信が御不安でしたら、やはりメーリングリストに仕立てるのが良いのではないでしょうか。
Free-MLとか無料のサービスもあるようですし。
ありがとうございます 投稿者:みどやん 投稿日:10月12日(金)03時55分02秒
あおせさま
微音通信の配信ありがとうございます.楽しみにお待ちしていますね.
198席 投稿者:あおせ 投稿日:10月12日(金)00時09分42秒
198席が小さいのか大きいのか、判断しきれないのが正直なところです。
『四季・ユートピアノ』放送が21日、チケット販売が30日。タイミングとしてはとってもいいですよね。
そう、思い出しました。数年前、あおせの関連していた合唱団での演奏会。普通、こういった演奏会では実際の席数よりも多めのチケットを販売します。チケット買ったけれど、急に行くことが出来なくなった人、あまり行くつもりはないけれどつきあいで買った人、こういった分を見越して、多分、席数の1.3倍くらい販売したのかな。ところが、まさかの長蛇の列。会館は消防法か何かで人数制限がありますし、まっ・・・、とっても大変な事態でした。詳しくは語らりたくないくらいで・・・。
hiroto yoshimoriさま、以前のアドレスにて微音通信をお送りしたところ、アドレスがないということで、改めて新しいアドレスにお送りしました。
いま、お送りしたところのアドレスをまとめているのですが、同じアドレスに3通出したところや、宛先不明等があります。ところで、Outlookって一回にいくつくらいの宛先をBCCに入れても対応してくれるのか・・・、コピーペーストで80人分くらいのメールアドレスをBCC欄に放り込んだのだけれど。
お知らせありがとうございました。 投稿者:hiroto yoshimori 投稿日:10月10日(水)22時46分50秒
あおせさま
四季ユートピアノの放映のお知らせありがとうございました。
僕も佐々木正一郎作品の放映のお願いをNHKアーカイブスに出してみましたが、またほかの作品も放映されるといいですね。
先日、最終日(8日)の最終回でしたが、ユートリアのプラネタリウムを見に行ってきました。お客さんは僕を含めてたったの5人でしたが、ゆっくりとくつろいで見れました。
中尾さんの声、透き通っていてとてもきれいでしたよ。
それではまた。
チケット情報 投稿者:クロカワ 投稿日:10月10日(水)16時28分13秒
映画祭TAMA CINEMA FORUMからのお知らせです。
チケットの発売は10/30からチケットぴあ、ローソンなどで販売開始いたします。
他の発売場所につきましては、TCFのホームページをご覧下さい。(他は主に地元です)
チケットは日にち、場所指定ですが、198席の小さいホールですのですぐに一杯になってしまうのでは、と案じています。こちらをご覧の皆様はぜひお早めにお買い求めになってくださいね。
発売日がアーカイブスの放映後なので、購入者が殺到するかも?!
ここだけの話ですが(みんな見てるけど)参考上映も予定しています。お楽しみに。
落ち着いたら 投稿者:あおせ 投稿日:10月10日(水)01時06分47秒
落ち着いたら、(今回の再放送や、私の日常などなど)、それぞれのページが見やすいように、また、リンク切れの修復などもしていくつもりです。
なんせ、サイトの作り方を勉強しながら同時進行で作っているようなものでして、悲しいかな、ページを管理し切れていないのが現状。リトルリバーさま、96年のBS、無くしていたと思っていたテープがでてきましたので、確認しておきます。確か、BSでの放送は『夢の島少女』以外の時にも解説があったような気がしますが、いえいえ、曖昧なことはいけません、確認しておきます。
ゆかさまは前回の「夢の島少女」で初めて一連の佐々木昭一郎作品をご存じになったのでしょうか。前回の放送で初めて知った方や往年のファンの方などいろんな方がいらっしゃって、なかなか、楽しいものです。
少し気が早いのですが、みなさま、ご覧になった感想など、NHKアーカイブスに感想を送るついでにでも結構です、こちら掲示板にも感想をくださいませ。それでは
さっそくありがとうございます 投稿者:リトルリバー 投稿日:10月 9日(火)23時05分11秒
「四季・ユートピアノ」を見やすいように修正していただき、ありがとうございました。
カラーのビデオジャケットの写真も加わって、とてもよくなったと思います。
「?」のところは、私がわからなかったのでつけたのですが、例えば96年4月にBSで放送したときは、解説か何かあったのでしょうか。このときは見ていないので。もし解説とかインタビューがあったなら、100分の海外版ではないですよね。
どきどき!! 投稿者:ゆか 投稿日:10月 9日(火)15時25分53秒
「四季・ユートピアノ」、ついに見られるんですね!!
久しぶりにアーカイブスとか関連サイトをチェックしてたら・・・!
夢が叶った嬉しさと信じられない思いとで一瞬パニックに
なってしまいました。
「夢の島少女」は途中からしか見れず、ビデオにも録画できず
後悔の嵐でしたが、今度こそはばっちり準備をして
見ようと思っております!
あと2週間 投稿者:リトルリバー 投稿日:10月 7日(日)18時56分49秒
あおせ様 微音通信の創刊おめでとうございます。「四季・ユートピアノ」の放送は11月に延びるのかなと思っていたのに、21日に早まるとは。私としては佐々木作品の中でも最高傑作だと思っています。
放送日以後はこのHPのアクセス数も激増すると予想されますので、おこがましいのですが、次のことを提案します。
貴重なデータとして充実させるために、過去の「四季」の放送月日・時間を見やすくしたらいかがでしょうか。例えば次のように。
1980年1月12日(土) 20:00〜21:30 国内版
1980年11月2日(日) 16:00〜 ? 国内版?
1981年3月21日(土) 22:30〜24:00 国内版
1985年3月20日(水) 23:25〜25:10 海外版 エミー賞授賞式および解説つき
1996年4月11日(木) 20:00〜21:40 国内版?
単発ドラマとしては異例の過去5回も放送再放送したということを初めて見る人にも知ってほしいと思います。
興味深いお話、ありがとうございます 投稿者:あおせ 投稿日:10月 7日(日)15時40分05秒
角田さま、興味深いお話ありがとうございます。「実生活者」、これにかかわる思いを私は「立ち位置」という表現で表したいと考えます。
テロやその報復について、議論がなされるとき、自分の「立ち位置」を忘れてはならないと考えます。東西南北、左右上下、善悪の理に至るまで、多分にそれは相対的であり流動的であります。だからこそ、それに対して議論するとき、また、思いをはせるとき、自分がいま何処にいるのか、その「立ち位置」が必要となってくると考えるのです。
そして、その「立ち位置」とは「実生活者」の住まう位置であると考えるのです。特に劇的な感動が転がっているわけでもない日常、朝、起きて朝食を取り、仕事では愛想笑いを浮かべながら、この野郎と思う、夕食、鍋物だったりすると、あぁ、そうだ、もう秋なんだなと感じ、風呂につかりながら小説を読む、あまりにもくだらない、平々凡々とした日常の大切さ、これを自分の「立ち位置」とするところから、物事の理を見つめていく必要があると考えるのです。そして、これを「エゴ」と呼ぶのなら、一人一人がこの「エゴ」を大切にして行くにはどうすればいいのかと考えるところから、テロや報復についても自分の頭で考えていく必要があると思うのです。
そう考えていきますと、確かに『四季・ユートピアノ』が放送されるには良い機会なのかも知れません。
さて、なんだか賢そうなことを書こうとして頭が疲れてしまいました。
『四季・ユートピアノ』の為に 投稿者:角田博英 投稿日:10月 7日(日)00時16分59秒
あおせさん。メール配信受け取りました。放送日と上映会の日程の決定、おめでとう御座います。
相変わらず鬱陶しい状況下ではありますが…でも、かえってこういうことも言えるかと思います。
大半は非常な好評をもって迎えられた『四季…』ですが、最初の放送時、昭和55年当時には、こんな評が出たそうです。「作者・演出家のエゴイズムの産物。社会状況に目もくれていない」
著書『「創る」ということ』(1982年)の中に出てきます。佐々木氏の反論は「まっとう出来ない愛という主題に、社会状況は溶かし込んである」というようなものでした。
「エゴイズム云々」の話は、こういうエピソードもあるのです。
市川崑監督の『東京オリンピック』(1965年)が封切られたときの、とある政治家のコメント。
もうひとつ、海外の映画祭で上演されたときの、中華人民共和国の某新聞の映画評子のコメント。
これらもやはり、あの映画は「エゴの産物」だというものだったんですね。
「赤」とか「黒」の手帳ばっかり読んでいて、謙虚さが足りない人間は、他人の個性が気に障るという好例です。相手にするだけ時間の無駄なので、先に行きましょう。桑原桑原。
今という状況下を念頭において、もっと強く発言するなら、佐々木氏が何度も言っておられる「実生活者の意識に即して」という言葉をよく考えてほしいと思います。
「実生活者」。
これほど、現情況のメディアや言論の世界に対して、破壊的な作用をするラジカルな評言は他に無いのではないでしょうか。私は現在は、このように解釈しています。メディアや言説が、現実のありかたを転倒させてしまっている、そのことを佐々木氏は批判している、と。
「自分の意思の力で、それを元に戻せ」とおっしゃっているのではないでしょうか。
「言説やメディアの世界から、自分の本当の世界を切り離せ」「自分自身のリアリティに目覚めろ」というメッセージが根底にはあるのではないでしょうか。
いずれにしても、いまの若いテレビドラマ・ファンの方々には大変お気の毒ですが「黄金」は昭和55年をはさんだ数年間の内にしかないのです。忘れないでおいて欲しいですね。
…また、これは、中尾さん絡みの話から、明らかに外れてしまいます。
アンドリュー・メルヴィン氏のスペイン時代に参加していたグループがセケンツァ≠ニ某サイトで読んだのですが、今日見つけたところでは、イタリアの現代音楽の作曲家ルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio)の代表作に、詩人のサングィネーティと協力して創られた《セクエンツァ(Sequenzas)》というのがあるみたいですね。意味は反復進行≠セそうです。
若手の様々な楽器の名手の為に書かれた短めの曲の連作で、1958年から数年おきに発表されているようです。数年前のCDには14曲が納められています。様々な演奏家に捧げられた…というのかミソですね。メルヴィン氏の作曲のパターンもこうしたものが多いように見受けます。
ちょっと前の新聞の音楽を扱った記事で「ベリオ、武満、クセナキス」という語呂のいいキャッチコピーを見かけたことがあるんですが、力のある作曲家なんでしょう。武満徹もヤニス・クセナキスも今や故人ですね…。ひよっとしてメルヴィン氏は、ベリオの信奉者なのかもしれません。
ではまた。
ご無沙汰しております。 投稿者:やん 投稿日:10月 6日(土)22時09分09秒
久しぶりに、微音作成日誌を訪ね、中尾幸世さんの映画を再び思い出そうと思い、きました♪
10月21日再び中尾さん見れるのですねっ♪すごく胸がドキドキします。
余りの嬉しさに、思わず打ちました♪是非、友達にも勧めます。このページ大好きです。
ずっと残しておいてください。
レスありがとうございます 投稿者:レニ 投稿日:10月 6日(土)21時40分34秒
>きじま 様
「少年ドラマシリーズ」を扱った本(すみません、タイトル忘れました)は好調で、版を重ねているらしいです。注文しようと思ってます。
>宮田虎彦 様
はい、主人公は芳山和子とケン・ソゴルでした。和子役の女優は歌手の柳ジョージと結婚したらしいです。「七瀬ふたたび」はDVDに入ったと記憶します。
>あおせ 様
中尾さんの話じゃなくてすみません。
やり残した仕事をしないと・・・ 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月 6日(土)19時01分33秒
inaさん。ビデオテープの画像は、劣化しますからね。良いテープ、できれば良いデッキで録画して、テープの若返りをしておきましょう。私は、家中のデッキ3台(オンボロですよ)で録画します。劣化しない保存方法で気楽に安価で見られるようになるのは、まだまだ先の事と思います。
あおせ様 微音通信、落手しました。お心遣いありがとうございます。私は、『七瀬ふたたび』はなぜか見ていないのです。見たかもしれませんが、思い出せません。『飛べたらホンコ』だったかなあ。”お試しお試し飛べたら本子”という不思議な曲を覚えています。ああ、懐かしいなあ。
ゆーとぴあの 投稿者:ina 投稿日:10月 6日(土)09時22分28秒
あおせさん ご連絡くださってありがとうございました
前回の「夢の島少女」を見そこねてしまっていた我です、ところがご親切に録画したビデオを
郵送で貸してくださった方がいて、やっと今見てます(じーん(;へ:)
自分でも「ユートピアノ」のビデオは持っておるのですが、念の為もいっかい録画して
保存版にしようと思います。
早く「川」の残りの作品も放映されるといいですね。
微音通信 投稿者:あおせ 投稿日:10月 5日(金)23時56分05秒
先日、掲示板にアドレスを書き込んでくださった方、また、サイトにメールを送ってくださった方宛に「微音通信 001」という案内メールを送らせていただきました。
ただ、半分寝ぼけ眼で作業していたので、同じメールが二重三重に届いてしまっている方、オレんとこには来ていないっっとお怒りの方もあるやもしれません。
苦情は直接、私宛のメールで送っていただければ幸いです。
宮田さま、狼少年にならずにすんで良かったですね。そういえば、『七瀬ふたたび』は少年ドラマだったのだろうか、熱心に見ていたのだけれど・・・
一寸道草「タイムトラベラー」 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月 5日(金)20時52分50秒
RAB゙Eさんは、そういうの得意そうでしたよね。(馴れ馴れしくて済みません)
>レニ様
「続・時をかける少女」のケン・ソゴルとか、女の子は、吉山○○でしたか、失念しました。
私はあの本を駅前の本屋で注文したのを思い出しました。懐かしいなあ。
私は、あれで「集団催眠効果」とか「エントロピーの増大」とか覚えました。
テロップ 投稿者:RAB゛E 投稿日:10月 5日(金)12時47分10秒
昨今流行のTVチューナー付きのPCであれば、取り込んだMPEGデータを加工して、テロップの部分を消す事はできるでしょう。
それを、ビデオに再出力する事も何とかすれば可能のはずです。
が、問題はそこからなんですよねぇ。みなさん。
NHKの判断待ちと言う事ですね。
案内メール感謝です 投稿者:シモジ 投稿日:10月 5日(金)11時11分16秒
『四季・ユートピアノ』のTV放送のご案内ありがとうございます。
こんなにも早く佐々木作品が、また見られるとは思いませんでした。
ただ今回もテロップの心配をしないといけないのが気がかりです。
前回の『夢の島少女』は台風の接近で見事にテロップが挿入され、作品の幻想的イメージを損なわれて悔しい思いをしました。永久保存版としてアーカイブしようとする個人的な目論みは見事に打ち砕かれてしまいました。(テロップごとアーカイブされちゃうとまいってしまいます。)
でも、ニュース速報という役割は否定できないので、出来れば番組をNHK総合からNHK教育へ移動してもらえたら嬉しいな…。(NHK教育ってテロップ流れないんじゃないですか?)
まぁとりあえず、今は佐々木作品がまた見れるって事で良しとします。
ご連絡感謝です 投稿者:きじま 投稿日:10月 5日(金)02時10分28秒
ごぶさたしています。
アーカイブスでの『四季・ユートピアノ』放映をお知らせくださり、ありがとうございます。
以前は、ビデオやLD(LDはセット売りのみだったようですが)も発売されていましたので、
DVD化にいちばん近い作品ではないかと思っているのですが、また多くの人の目に触れること
になるかと思うと、嬉しい限りです。
>レニ様
はじめまして。
少年ドラマシリーズは、ビデオで撮影されていたため、残っていないという話を聞いたことが
あります。当時は、高価だけど重ね録りができる、というのがビデオの利点だと認識されてい
たようです。「新日本紀行」等は、フィルムで撮られています。
まだ購入していませんが、少年ドラマシリーズを特集した本が出ていますね。むかし、「東京
おとなクラブ」という雑誌で特集されていたものを常用していましたが、それを上回る内容で
あることを期待しています。
あおせ 様 投稿者:レニ 投稿日:10月 5日(金)00時21分17秒
アーカイブスの件、御連絡くださり誠にありがとうございます。テレビは通常スポーツしか見ないのでまったく知りませんでした。「四季」はリアルタイムで見て衝撃を受け、「佐々木昭一郎の世界」が放送された際に録画しましたが、今回はもっとよい状態で残せるよう準備することにします。
やはりコンテストに出すような作品は映像が保存されているので、辛抱強く待てば、こういうこともあるのですね。
私はかつてNHKで放送されていた「少年ドラマシリーズ」の大ファンなのですが、伝説的作品「タイムトラベラー」を始め、シリーズ初期のものはほとんど残っていません。「タイム……」はたまたまアマチュアが最終回のみ所有していたことがわかり、最近DVD化されましたが……。「新日本紀行」や「現代の映像」はあれほど大事にされてるのに、ドラマに対する当時の評価が残念です。
祝・再放送 投稿者:げんまろ 投稿日:10月 4日(木)21時23分03秒
21日の再放送は90分バージョンの様ですが、100分版との違いが楽しみです。テロップとかニュース速報とか入らなければ良いのですが…。
放送後の反響も楽しみですね。>あおせさま
希望の日 投稿者:ほそだ 投稿日:10月 4日(木)18時28分16秒
「四季・ユートピアノ」が放送されるとの事。いわきのコラボレーションに参加できなかった者
にとっては、さらに「四季・ユートピアノ」を見たことの無い者にとっては、”新しい”中尾さ
んの声が聴けることがとてもうれしいです。
あおせさんの「コラボレーションゆく夏の調べの感想」を読みました。コラボレーションという
のは声と楽器の”音”の協調という意味がやはり強いのでしょうか。私は中尾さんと楽器演奏者
の方との、またはお客さんまで含めた、”人”の協調なのかなと思ってました。その場合例えば
その場で選ばれたお客さんが波の音を出す役をやらせてもらえたりするとか。そこまではなかっ
たのですね。
決まったからには 投稿者:あおせ 投稿日:10月 3日(水)23時39分17秒
とにもかくにも再放送が決まったからには、是非ともテロは平和的解決をしていただき、そして、そうそう、あちらこちらと、『四季・ユートピアノ』啓蒙活動にいそしまなきゃ
なんだか忙しくなりそうで、当分は寝不足の日々が続きそう
アメリカの報復が心配! 投稿者:宮田虎彦 投稿日:10月 3日(水)16時51分38秒
んー、嬉しいのだけれど、テロップ画面はご免だなあ。
久しぶりのビデオテープの若返りですが、テロップ画面なら遅くなった方がいいなあ。
ビデオデッキ新調しようかなあ。テープは良いので撮ろうっと。
この後は、川シリーズかな。
びっくり、ビックリ。 投稿者:ギルバルス 投稿日:10月 3日(水)16時07分03秒
アーカイブスのサイトを見たら、な、ナ、なんと、放映は10月21日ではありませんか。もう一気に緊張、頭はガン、心臓はキュン、パンダのような体はバンビのようになりそうだ。身の引き締まる思い、心の準備も大変だ。
すべての予定を組替えて、21日を待つのだニャロメ。
「人間 中尾幸世」 投稿者:あおせ 投稿日:10月 3日(水)00時26分33秒
> 中尾幸世さんにあって「原田美枝子」になかったもの。それは何か。あおせさんも私に教えてください。
素敵な女性達の名前、そして角田さんのおっしゃる出癖・・・。これを角田さんの「中尾幸世」を求めての旅と解釈するならば、私の役割はたまに田舎なんかで(私の住んでいるところでもそうですが)、家の前に椅子を出してきて、ぼぉっと道を眺めている老爺達、私はこの内の一人やもしれません。
ならば、ふるえる指先を遥かなる道の果てへとかざしましょう、この指さす彼方に・・・
こういうことを書くのが大好きなあおせでございます。決して、角田さま、お怒りになりませぬように。ごめんなさい。
山口小夜子嬢は数年前、あおせがとある合唱団に所属していたときに間近で遭遇しております。演奏会で曲の間に朗読していただくために、参加していただいておりました。もっとも、ぺいぺいの合唱団員の私、小夜子嬢に「どう、二人で飲みに行かない」なんて声をかけえようはずもなく、取り巻き連中の輪の外でいいなぁと指をくわえていただけですが。
さて、小夜子嬢をはじめ、様々な朗読と中尾幸世さんの朗読を比較検討し、そこから中尾幸世の朗読観を浮かび上がらせ、女優の道を選ばなかったというキーを記憶に刻みつつ、「人間中尾幸世」を追求してみたいと・・・
いうのは大変そうなので、あおせが思うところの中尾幸世さんの朗読とは、ということでぼちぼちと書いてみたいと思っています
wwwhere 投稿者:角田博英 投稿日: 9月30日(日)23時41分50秒
いわき市のイベント前後から、私には、すっかり出癖がついてしまいました。9月の終わりをいい機会に、生活を改め、本業や自分のHP、宿題に集中したいと考えています。
でも話題の上映会と小林史真さんの演奏会には行きますけれどね…。
個人的に見つけたことふたつ書きます。
神田の古書店街で『グラフNHK』1980年11月号(表紙はジュリエット役のレベッカ・セイアー)と安房直子さんの『銀のくじゃく』をゲット≠オました。同誌は『四季…』イタリア賞受賞を報じたもの。記事の中の『四季・ユートピアノ』のプロデューサー小林猛氏の名前に注目しました。小林氏は、鮎川想さんの『すくぅらっぷ館』を読んでいただくと分かるはずですが、佐々木氏と同時期に、ラジオドラマの演出家として数々の傑作をものした方ですね。『十円玉』『ひるがえる旗の意味』(ショウ・ザ・フラッグだとさ)『太郎をめぐる○○分』などです。
わたしは1965年からの一年ちょっとをチェックしただけなのですが、小林、竹内日出男、佐々木の三氏が野心的な三羽烏で、ベテランの「Wクボ(クボタ)」他の作品の合間に、とんでもないドラマを発表するという図式があるように感じました。
私個人は、テレビドラマの黄金時代は、1977年頃から1984年頃までと見ているのですが、小林氏もプロデューサーとしてあの時代を創ったのですね。演出家の佐藤幹夫氏の名前も意外な処で発見しました。
実は今日は、東京京橋の日本フィルムセンターの邦画上映会での、『囁きのジョー』上映に行って来ました。写真家出身の斎藤耕一監督。1967年。
22歳の笠井紀美子さんに個人的に会うためです。60年代の即興演出とはどんなものか、という興味もありました。
内容は、期待していなかったのですが、なかなかチャーミングな映画でした。今の水準からすれば、ハイティーン向けですね。伝説の<Wャズスポット「マックス・ホール」が、モロ出てきます。
ケメ子≠ウん。佐々木氏は「なんだかなまめかしい」と言い、某批評家氏は「色っぽい」と言い、同時代の女性詩人は「膨れっツラの少年みたい」と言いました。普通は「いい女」と言うはずです。確か吉永小百合さんと同い年のはずです。おぼこ≠チぽい彼女は、きっと嫉妬を感じたでしょう。
私もいまや30代半ばの男ですが、スクリーンの中の22歳の彼女にはビックリマークを10個つけたいくらいでした。「桃井かおり」より自由で「秋吉久美子」よりシットリした感じで「樋口可南子」より優しい感じ。「川原亜矢子」よりムーディー「山口小夜子」より生気がある。しかも可愛い。こんな感じでしょうか。
映画では、中山仁、麻生れい子、富士真奈美らのモデルや職業俳優と並んでスクリーンに写ったのですが、ニュアンスとしてはより「あいまい」な感じがするんですね。
ずっとみつめて、表情を読み取りたい気持ちになる顔なんです。エロキューションは、気障な台詞なのに完璧に自然につたわってきました。
人は「佐々木ドラマの方法論」といいますが、初期は、佐々木氏ご自分で「出会いの美学」といっていました。フェリーニが、人間の顔のイラストを描き溜めていたように、その「顔」や「声」でしか表せないものがあるんですね。
「方法論」といっても「方程式」ではなく、ある種のニュアンスや感覚が絶対的に存在しているのだ、という「メソッドを断念した方法論」なのかも知れません。これでもまだ「佐々木ドラマ」の一面でしかないのですが…。また訳のわからんことを書いちまいました。
中尾幸世さんにあって「原田美枝子」になかったもの。それは何か。あおせさんも私に教えてください。
…長嶋監督退任セレモニー、やっちょりますね。佐々木氏と同い年ですよ。思い入れも持っていらっしゃる様ですが、変な感慨にふけったりなさらないで欲しいもんです。ではまた。