Saturday, July 11, 2009
1983.7.4 「La Vie Quotidenne」(浜野商品研究所) (P34~)抱きしめる女たち「EIKOと私」
1983.7.4 「La Vie Quotidenne」(浜野商品研究所) (P34~)抱きしめる女たち「EIKOと私」
Thursday, July 02, 2009
1982.5.9 「サンデー毎日」(P124~)才媛スターの創作劇場 第二十回 「ウィンド・オー」
才媛スターの創作劇場 第20回 Wind OH 1982.5.9 「サンデー毎日」 (P124~)
葵は腹巻きをお腹の方にまわしてチャックを手でさぐり100㌦紙幣を一枚取り出すと、管理室のブザーをならし「アオイ」と言った。
昨日まで秋だった。昨晩、急に風が吹いた。今朝、風と風がぶつかり合う音で目を覚ました
その時、店の片隅にある、旧式の足踏みオルガンを弾こうとしていた男がこちらを振り向いた男はオルガンのキーを押した。
澄んだ音色が店にひびいた。
ニューヨークでの葵の二ヶ月の目的は、アートスクールで四時間、ダンスファクトリーで四時間、目いっぱいに体と頭を使って自分の街を走って生活することだった。
こわされた火災報知機を調べにファィアーマンが柱に近づく後ろ姿をねらってピストルやライフルで、射撃する。その90%はいたずらによる、とニューヨークタイムズに出ていた。
アイリーンと葵は、アイリッシュハーブを、アパートの部屋に運んだ。部屋の中央の電気コタツを脇に移して、アイリッシュハーブを置いた。アイリーンは、アイリッシュハーブの埃を払い銅の弦を一本はじいた。
古い時計のような音がした。
Wednesday, July 01, 2009
1981.12 「JUNON」(主婦と生活社) (P140~)ヒューマンステージ①「音と光のスケッチブック」
ヒューマンステージ 音と光のスケッチブック 1981.12 「JUNON」(主婦と生活社)
私は、イメージを喚起してやまない音から、色彩が浮かび、二つは視覚と無視覚の距離を埋めあって、深い関係があるはずなのに・・・といつも思っています
私の内ポケットには、いつもスケッチブックが入っています。 ウルトラマリンブルーの表紙で、裏表紙は、窓になっています。 開くと、私の部屋の北の天窓と同じように、天の一角を切り取ることができます。 今、3冊目のちょうど半分。 プラスからマイナスへ、闇から光へと移る中間点。 スケッチブックの中には、今まで出会った人々の記憶、永遠にさめない夢などが描いてあります。 『光の総体スケッチブック』
エッセイより一部抜粋